セキスイハイムを検討していたころ、いちばん知りたかったのは「結局いくらかかって、住んでみてどうなのか」でした。金額は公式サイトに出ていませんし、住み心地はカタログには書いてありません。施主のブログを探しても、お金・設備・住み心地が1か所にそろっているものはほとんど見つかりませんでした。
我が家は共働き夫婦2人で、2026年3月にセキスイハイム(鉄骨系のユニット工法)で建てた家に入居しました。建物は3,892万700円(インテリアを含む)、そのほかに外構で195万8,000円。このページには、その内訳と、採用した設備・しなかった設備、住んでからの暑さや電気代までを並べています(土地代と住宅ローンの総額は出していません)。
このページでは金額と結論だけを並べています。契約前に「どこにいくらかかるか」の見当をつけるのに使ってください。細かい内訳や、なぜそう決めたかは項目ごとに別の記事に書いているので、気になったところだけリンク先を開いてみてください。
- セキスイハイムを検討していて、実際の金額を知りたい方
- 採用した設備・しなかった設備の判断を参考にしたい方
- 建てたあとの光熱費や住み心地が気になる方
総額・オプション・インテリア・外構の実額
| 項目 | 金額 | 中身 |
|---|---|---|
| 建物 | 38,920,700円 | 36.48坪/値引き5本で474万1,000円を引いた後 |
| 外構 | 1,958,000円 | 一部のみハウスメーカーに依頼 |
| インテリア(建物に含む) | 479,600円 | 照明・カーテン・クロス。最終版の資金計画書で建物の金額に入った |
| エアコン | 0円 | 3台。見積65万6,700円が交渉で全額サービス |

これらはすべて値引き後の金額です。
予算を組むときに足し忘れやすいもの|
①外構
②インテリア(照明・カーテン・クロス)
③エアコン
最初に出される見積書は建物だけの見積もりであることが多いです。それを前提に予算を組むのは危険です。外構、インテリアなどにどの程度掛けられるかも考えておきましょう。
建物の総額と値引き
建物は3,892万700円(36.48坪)で、値引きは5本で474万1,000円(坪単価にして13万円引き)でした。契約後に403万6,000円増えましたが、いちばん大きかったのは面積です。31.36坪から36.48坪へ5.12坪広げて、最初の4.51坪は317万9,000円かかりました。最後の0.61坪ぶん42万7,000円は、紹介1件と引き換えにサービスになっています。値引き5本の中身は、セキスイハイムの値引き548万|見積もりと総額を公開にまとめてあります。
オプション|標準から変えた8箇所
構造・断熱・屋根・外壁・キッチン・浴室など12項目のうち、標準から変えたのは8箇所でした。お金を払ったのが6箇所、オプションなのにサービスで0円になったのが2箇所(窓のトリプルガラスと引き戸)です。いちばん高かったのは屋根の太陽光で180万5,000円、次が外壁の磁器タイルで109万5,000円(どちらも税抜)でした。どのオプションをつけたのか、それぞれどのぐらいの費用がかかったのかの詳細はこちらの記事にまとめてあります。
→ セキスイハイム オプション費用実例|標準から変えた8箇所

時間をかけて話し合って決めましたが、住んでから後悔していることは大小あわせて10個あります。オプションでいえば、食洗機を浅型のままにしたことと、人感センサーを5箇所に絞ったことです。
セキスイハイムで建ててからの後悔ポイントは、セキスイハイムの後悔ポイント|住んでわかった本音にまとめています。
逆にやってよかったことは、セキスイハイムでやってよかったこと12選|住んで分かったにまとめています。
インテリアの費用
照明・カーテン・クロスの見積書4枚を、中身と金額のまま公開しています。我が家はインテリアで47万9,600円(税込)でした。照明は26.4%、カーテンは23.3%値引きされたのに、クロスは端数の840円だけでした。削るなら、値引きが入る照明とカーテンから見直すほうが効果が出やすいです。
→ セキスイハイムのインテリア費用実例|見積書で全内訳を公開
外構
外構は一部だけハウスメーカーに依頼して1,958,000円。本当は外部の業者に出したかったのに、動き出す時期を間違えて頼めませんでした。失敗の原因は「伝えただけで動かなかった」「期限を自分から聞かなかった」の2つです。いちばん大きかったのは駐車場の土間コンクリートで、98万1,540円(税抜)でした。
何社見て、どう決めて、何を後悔したか
家づくりは会社選びから始まります。我が家は4社に資料を請求し、展示場に行って打ち合わせまで進めたのは3社だけでした。
共働きだと夫婦そろって動ける日が限られていて、正直3社が体力の限界でした。ただ、資料や概算プランを取り寄せるだけなら、展示場に行かなくても家にいながらもっと多くの会社と比べられました。回る数と比べる数を同じものだと思い込んで、比べること自体をあきらめてしまったのが心残りです。
打ち合わせは、契約前が約5回、契約後が約20回、インテリアが約5回で、合計すると約30回。検討を始めてから引き渡しまでで1年ほどかかっているので、月に2〜3回はどこかで打ち合わせをしていた計算になります。詳しくは下の記事に書きました。
ユニット工法だから変えられなかったこともあります。インナーバルコニーの位置・浴室の向き・床下収納の場所の3つです。ユニットの割り付けをまたぐ配置は通りません。とはいえ20畳のLDKも夫婦それぞれの書斎も希望どおりに取れているので、自由がきかないわけではありません。ただ「どこでも好きなように」ではなく、決まった大きさの箱の中で組み替える設計になります。ここは契約前に知っておくべきところです。
設備|採用したもの、しなかったもの
設備は「付けたら快適」ではなく、維持費と手間まで含めて選ぶものだと住んでから感じています。
浴室は最大の1721にした
セキスイハイムの浴室は独自規格で、選べるサイズが決まっています。標準から最大の1721に上げるのにかかったのは62,000円。洗い場が縦に40cm広がるので、我が家は納得しています。ただし広いぶん乾きにくいというデメリットもあります。
全館空調「快適エアリー」は採用しなかった
セキスイハイムでほぼ必ず名前が挙がる全館空調を、我が家は付けていません。代わりにエアコンを3台つけました(見積65万6,700円が交渉で全額サービス)。夏に暑いと感じるのは階段と書斎の2箇所だけで、それ以外は問題なく回っています。付けなかった側の記録はほとんど見つからないので、判断材料として残しました。
太陽光と蓄電池
屋根一体型の太陽光6.36kW(パネル24枚)と、蓄電池4.9kWh(ニチコンの最小モデル)を載せました。資金計画書では太陽光が180万5,000円、蓄電池が78万8,000円でした(2025年12月時点)。
太陽光は、売電の単価が5年目に3分の1まで下がります。我が家は自家消費のためにつけましたが、売電で元を取るのが目的なら、つけなくていいと考えています。

10年で元が取れますなどのセールストークをよく耳にしますが、太陽光自体の維持費だけでなく、パワコンの交換などの維持費を考えるとそうなるとは限りません。
蓄電池は、4.9kWhだと夜の家電を動かしているうちに、朝までもたずに使い切ります。提案されたまま最小の容量に決めましたが、もう少し大きくしてもよかったと感じています。
エコキュートは「入れたあと」の手間まで込みで考える
給湯はコロナのエコキュートです。オール電化なので選ぶというより前提でしたが、住んでみるとお手入れの手間は思っていたより多いです。
メーカーが案内しているお手入れは、浴槽フィルターの掃除とふろ配管の洗浄が月1〜2回、タンクの水抜きと逃し弁の確認が年2〜3回、専門業者による点検が3〜4年ごと。我が家は配管洗浄は月1回、タンクの水抜きは春と秋の年2回に落として続けています。共働きだと「全部きっちりやる」より「やる日を決めてしまう」ほうが続きました。
→ コロナエコキュートのお手入れ方法|新築で実践していること
住み心地|夏の暑さ・気密・階段・電気代
入居は2026年3月なので、ここに書けるのは春から夏にかけての住み心地です。冬はまだ越していないので、寒さについては冬を越してから追記する予定です。
夏の暑さ|エアコンは5〜10分で効く
我が家は断熱等級6で、窓は3枚ガラスです。リビングの大きな掃き出し窓から直射日光が入る日でも、室内はほとんど暑くなりません。エアコンの設定は日中27.5度、夜28度で足りています。
前に住んでいたアパートでは、帰宅してエアコンをつけても涼しくなるまで1時間近くかかっていました。今の家は5〜10分です。次の見出しのとおり気密の数字は高くありませんが、夏は快適に過ごせています。
気密|C値は1.98
気密は、家にどれくらい隙間があるかのことで、C値という数字で表します(小さいほど隙間が少ない)。我が家は1.98でした。一条工務店が公式サイトで出している平均0.59と比べると、鉄骨のユニット工法は木造の高気密住宅にかないません。
住んでみると、心配していたほどではありませんでした。ほかの基準との比べ方は、後悔ポイントの記事に載せています。
階段|踏面21.5cmは狭い
住んでいて「狭い」と感じるのは階段です。実測で踏面(足を乗せる板の奥行き)21.5cm、幅82cm、14段。私の足は26.5cmなので、かかと側が約5cmはみ出します。
30代の今は毎日ふつうに使えていますが、荷物を持って降りるときは気を使います。老後もこの階段を上り下りできるかは気になっています。
電気代|7月はプラス約4,100円、8月もプラス約3,300円
建てる前にいちばん読めなかったのが光熱費でした。オール電化+太陽光6.36kW+蓄電池4.9kWhで、7月分は442kWh使って買電は95kWh(スマートハイムナビの自給自足率は6割前後)、売電9,240円から電気代5,091円を引いてプラス約4,100円でした。
8月は日中も家にいる生活になり、リビングのエアコンを24時間つけっぱなしにしました。それだけで電力会社から買った電力が95kWhから226kWhへ約2.4倍に増えています。太陽光と蓄電池があっても、使い方が変われば電気代は上がります。電気代は5,091円から8,171円になりました。それでも8月分の売電は11,448円あったので、差し引きは約3,300円のプラスでした。
まとめ|セキスイハイムで建てて分かった3つのこと
共働き夫婦がセキスイハイムで建てて、住んでみた記録です。
- かかったお金は建物3,892万700円(インテリア47万9,600円を含む)と、外構195万8,000円。エアコンは見積65万6,700円が交渉で全額サービス
- 値引きは5本で474万1,000円。契約後は面積を5.12坪広げて増えた
- 標準から変えたのは12項目中8箇所。後悔しているのは、標準のままにした食洗機と人感センサーのほう
- 夏はエアコンが5〜10分で効く。電気代は7月5,091円、8月8,171円で、売電(9,240円・11,448円)を引くとどちらの月もプラス
これから建てる方に伝えたいのは3つです。
①建物の金額に、外構は入っていないことが多い。我が家も外構の195万8,000円は資金計画書の外でした。予算は最初から足しておくと安全です。
②ユニット工法は、置ける場所に制限がある。インナーバルコニーの位置・浴室の向き・床下収納は、希望どおりにはなりませんでした。先に知っておけば、打ち合わせで慌てずにすみます。
③金額が妥当かどうかは、建てたあとには確かめられない。総額を1円単位で出せる今でも、高かったのか安かったのかは分かりません。比べる材料をそろえられるのは契約前だけです。
仕様・面積・土地が違えば金額は変わります。自分の見積書と見比べる材料として使ってください。

