「注文住宅の打ち合わせって、何回くらいかかるんだろう」——契約前に一度は気になるところだと思います。
調べると「平均10〜15回」という数字がよく出てきます。ただ、我が家の実感はそれとかなり違いました。結論からお伝えすると、契約前からインテリアまで含めて約30回です。
2026年3月にセキスイハイムで建てた家に入居した共働き夫婦が、実際に何回打ち合わせをして、どこで回数が膨らんだのかを内訳ごと出します。回数の合計より、どの段階に何回かかるのかが分かるほうが、見通しは立てやすいはずです。
- 打ち合わせの回数と期間の見通しを立てたい方
- 共働きで、打ち合わせに割ける時間が限られている方
- すでに契約して「まだ終わらないのか」と感じ始めている方
我が家の打ち合わせ回数は約30回|内訳を全部出します
まず数字から出します。すべて概数です。
- 契約前……約5回
- 契約後……約20回
- インテリア……約5回
- 合計……約30回(セキスイハイム1社ぶん)
これとは別に、最終的にお断りした2社とも3〜5回ずつ打ち合わせをしています。全部を足すと、家づくり全体では40回近く誰かと話していた計算になります。
では、その3〜5回を何社ぶん重ねるべきなのか。共働きで現実に回れるのは何社までかを掘ったのがハウスメーカーは何社見る?4社に資料請求した本音です。
期間としては、契約前の検討から引き渡しまでで1年ほど。単純に割ると、月2〜3回はどこかで打ち合わせをしていた計算になります。
「平均10〜15回」との差は、どこから来るのか
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
我が家の30回は、よく見る平均の倍近くあります。ただ内訳を見ると、契約前は5回しかありません。ここだけ取り出せば、むしろ平均より少ないくらいです。
差が出ているのは契約後の20回です。間取りの最終確定も、設備の選定も、電気配線も、外構も、ほとんどが契約後に決まっていきました。
つまり「打ち合わせは何回?」という問いには、どこまでを数えるかで答えが変わるということです。契約までの回数だけを見て「10回くらいか」と構えていると、契約後に想像の倍が待っています。これは知っておいて損がありません。
「打ち合わせは何回?」は、どこまでを数えるかで答えが変わります。契約前・契約後・インテリアの3つに分けて見通しを立てておくと、終盤で「まだ終わらないのか」と焦らずに済みます。
契約前が5回で済んだ理由と、その裏側
契約前が5回で済んだのは、比較の段階で長く粘らなかったからです。共働きで夫婦の予定が合う日が限られていたうえ、「早く建てたい」という気持ちも強くありました。
ただ、これは良いことばかりではありませんでした。土地を探している途中、「ここがいいね」と話していた土地が次の打ち合わせのときにはもう売れていたということがあったんです。
つまり、契約前の回数を増やすということは、その分だけ土地を逃すリスクを取るということでもあります。回数は「少ないほど良い」でも「多いほど丁寧」でもなく、何とのトレードオフかで決まります。
契約後の20回で決めたこと
では、契約後の20回で何を決めていたのか。我が家の場合は、ざっくりこういう内訳でした。
- 間取りの最終確定……契約時点の図面から、細部を詰めていきます。窓の数と位置もここ。我が家は「窓が多すぎて断熱等級が下がる」と言われ、北側の窓をかなり減らしました
- 設備の選定……浴室・キッチン・洗面・トイレ。ショールームに足を運ぶ回数もここに含まれます。浴室サイズは実際に入って比べました
- 電気配線……コンセントとスイッチの位置・高さ、照明の種類と数。図面に点を打っていく作業で、地味に時間がかかります
- 外構……駐車場・アプローチ・塀。建物の配置が決まってからでないと詰められません
- 金額の確認……オプションを足したり削ったりするたびに、見積もりが更新されます
回数が膨らむのは、1回で決まらない項目があるからです。たとえば浴室は、ショールームに何度か足を運んで、標準サイズと一番広い1721の両方に実際に入って比べました。カタログの数字だけでは決められなかったからです。照明も、我が家はダウンライトだけで43個。位置と数を図面の上で一つずつ決めていくので、これも1回では終わりません。
並べてみて分かるのは、契約後の打ち合わせは「選ぶ」より「決め切る」作業だということです。しかも一つひとつが後戻りしにくい。コンセントの高さも、窓の位置も、決めたあとで直すのは簡単ではありませんでした。この20回で我が家が決め損ねた8つ——コンセントの高さ、北側の窓、洗面台の鏡の位置など——はセキスイハイムで後悔したこと|住んで5か月の本音に全部書いています。
お金の面では、契約後に約346万円増えました。ほとんどが面積で、増床は1坪あたり約70万円。この内訳はセキスイハイムの値引き474万|総額と坪単価を全公開に出しています。
インテリアの5回は、別枠だと思っておく
最後の5回はインテリアです。ここは担当も場所も変わり、実質「もう一つの打ち合わせシリーズ」でした。
決めるのは、照明・カーテン・クロス・可動棚といった内装まわり。家の形はもう決まっているので選ぶだけですが、金額はしっかり動きます。我が家はインテリアだけで133万6,500円。ダウンライトが43個、カーテンは1窓あたりの単価が効いてくる——39項目の全内訳はセキスイハイム オプション費用|インテリア133万の全内訳に出しています。
「打ち合わせは何回?」を考えるとき、このインテリア5回を最初から予定に入れておくと、終盤で慌てずに済みます。
打ち合わせの回数を減らすためにできたこと
30回を振り返って、「これをやっておけば減らせた」と思うことが3つあります。
①標準仕様を先に知っておく
何が標準で、何がオプションなのか。これを知らないまま席に着くと、最初の何回かは「説明を聞く回」で終わります。事前に資料やカタログを読み込んでおくだけで、その場は「選ぶ時間」に変えられました。
②決めることリストを先に作っておく
打ち合わせは、次に何を決めるのかが分かっていると早く終わります。逆に「今日は何を決めるんだっけ」から始まると、その回はほぼ確認だけで終わってしまいます。
特に効くのが、次回の宿題をその場で聞いておくことです。「次はどこを決めますか」と一言確認しておけば、間の1〜2週間で夫婦の意見をすり合わせておけます。持ち帰って話し合う時間が取れない共働きこそ、この一言が効きました。
③家具のレイアウトを先に決めておく
これは我が家の反省そのものです。コンセントの位置も高さも、家具をどこに置くかが決まっていないと決められません。ベッドを置いたらコンセントが隠れた、机の下に来て配線が窮屈になった——どちらも「家具が決まっていなかった」ことが原因でした。
打ち合わせ前にやっておくこと|①標準とオプションの境目を資料で把握しておく ②今日決めることを事前に共有してもらう ③次回の宿題をその場で聞く ④家具のレイアウトを先に決めてからコンセントの位置を決める
減らすべきなのは回数ではなく「中身のない回」
ここまで減らす話をしてきましたが、減らす対象を間違えないことも大事だと思っています。
30回という数字そのものは、決めることの多さを考えれば妥当だと思います。問題は回数の多さではありませんでした。
減らすべきなのは回数ではなく、「説明を聞くだけで終わった回」のほうです。準備なしで行った回は、あとから振り返ると何も決まっていません。逆に、こちらが調べて要望を固めて行った回は、1回で一気に進みました。
同じ30回でも、中身は変えられます。
まとめ|注文住宅の打ち合わせ回数は「どこまで数えるか」で変わる
共働き夫婦がセキスイハイムで建てた、打ち合わせ回数のリアルです。
- 合計は約30回(契約前5/契約後20/インテリア5)。断った2社にも3〜5回ずつ
- よく見る「平均10〜15回」との差はほぼ契約後。契約前だけなら我が家は5回で平均より少ない
- 契約前を短くすると、その分土地を逃すリスクを取ることになる
- インテリアは別枠の5回。最初から予定に入れておく
- 減らせるのは回数ではなく「説明を聞くだけの回」。標準仕様・決めることリスト・家具レイアウトを先に持っておく
回数の目安が分かるだけで、心の準備はずいぶん変わります。これから打ち合わせに臨む方の参考になればうれしいです。
