セキスイハイムの後悔ポイント|住んでわかった本音

注文住宅・外構

「セキスイハイムで建てた人は、住んでみて何を後悔しているんだろう」——契約が近づくほど、気になるところだと思います。

我が家はセキスイハイムの鉄骨系(ユニット工法)で注文住宅を建てた共働き夫婦です。2026年3月に入居して、はじめての夏を越えました。住んでみて「打ち合わせでこう決めておけばよかった」と思っていることは、はっきり4つあります。

  • 人感センサーを洗面所・階段・廊下につけなかった
  • 食洗機を浅型のまま決めた
  • 階段が狭かった
  • 老後に1階で寝られる部屋を作らなかった

そのほかに、どう粘っても変えられなかったユニット工法ならではの妥協と、心配していたのに住んでみたら後悔していないこともあります。検索すると間取りや工法の後悔はたくさん出てきますが、この記事では住んでから気づいたことを中心に、詳しく書いた記事へのリンクもつけてまとめました。

  • セキスイハイムを検討していて、住んだ人の本音を知りたい方
  • 打ち合わせ中で、何を決めておくべきか迷っている方
  • ユニット工法で変えられないことを先に知っておきたい方

住んでから「こうすればよかった」と思っていること

まずは、打ち合わせで決め直せたのに、住むまで気づけなかった後悔です。どれもセキスイハイムの打ち合わせで我が家が選んだ結果なので、これから決める方はそのまま避けられます。

人感センサーを洗面所・階段・廊下につけなかった

毎日いちばん「しまった」と思うのがこれです。人感センサースイッチは1か所12,400円。安はないし、なくても困らないだろうと思い、玄関・土間収納・玄関外・トイレ2か所の5か所に絞りました。

つけた5か所はすべて正解でした。後悔しているのは、つけなかった洗面所・階段・廊下のほうです。とくに洗面所は我が家でいちばん電気の消し忘れが多い場所で、夜中に階段のスイッチを探すのも地味に面倒です。

「トイレや廊下はセンサーにしないほうがいい」という声もよく見かけますが、我が家の実感は逆でした。場所ごとの評価と、打ち合わせですすめられて断った場所の話は人感センサーのおすすめ場所は?つけずに後悔した3か所にまとめています。

食洗機を浅型のまま決めた

キッチンに入れたのはリンナイのスライドオープン食洗機(浅型)です。深型との差は3〜5万円ほど。その分を他に回したかったのと、下の収納を残したかったのが理由でした。

毎日の皿や茶碗は問題なく入ります。困るのは大きなフライパンが入らないこと。寝かせれば入ることもありますが、毎回それをやるのが面倒で、結局手洗いになりがちです。菜箸や背の高いグラスも、斜めにしないと入りません。

しかも食洗機は、あとから深型に替えようとすると大がかりな工事になります。手ごろに深型を選べるのは新築のときだけ。迷っていたなら深型にしておけばよかった、というのが正直な気持ちです。浅型で困っている点と、浅型が向いている家庭は食洗機の深型・浅型を比較|浅型で後悔した点と選び方に書いています。

階段が狭い

階段は、住んでから寸法を測って気づいたところです。我が家の階段はU18型で、踏面21.5cm・蹴上20cm。私の足は26.5cmなので、段にのせるとかかと側が約5cmはみ出します。実感としては、踵は完全に浮いてる感じです。

セキスイハイムの階段は17種類のプランから選べました。打ち合わせでは提案された階段のまま進めてしまい、踏面の寸法も自分で確かめていません。自分の足のサイズと踏面を比べてから決めればよかったと思っています。実測値と選べたプランはセキスイハイムの階段は狭い?踏面21.5cmの後悔で詳しく出しています。

老後に1階で寝られる部屋を作らなかった

老後のことまで考えて間取りを決めればよかった、と感じているのがここです。

1階には畳スペースを作りました。将来2階に上がるのがつらくなったら、ここにベッドを置いて暮らせばいい——そう考えていたんです。ところが実際にできたのは、ベッドを置くには狭すぎました。

老後の寝室として使うなら、壁で区切った1部屋にして、ベッドが置ける広さにしておけばよかった。1階の畳スペースは、何年後に何に使うのかまで決めてから広さを決めるべきでした。

そのほかの小さな後悔

ここからは細かいけれど、住んでから気づいたものです。

  • コンセントの高さを指定し忘れた……カップボードのコンセントが思ったより高い位置に。ただ家電を置くと自然に隠れて、そこまで気にならなくなりました。しかしもっと少し低い位置にしておけばよかったなと感じています。
  • 北側の窓をなくしすぎた……断熱等級が下がると言われて窓を減らしたら、北側は昼間でも電気が必須の暗さに。小さくても採光用の窓は残すべきでした
  • 洗面台の鏡の高さを指定し忘れた……取り付け完了の連絡で気づきました。壁紙を剥がさないと直せないとのことで断念しています
  • ゴミ箱スペースが想像より狭かった……リクシルキッチンを採用。引き出し収納の下にゴミ箱を置けるスペースを作りました。置けるけれど蓋が開かない。サイズは確認していたのに、使う動作までは想像できていませんでした
  • 土地の電波を契約前に確認しなかった……家の中でスマホの電波が弱い場所があります。テレワークが多い方は現地で確認と早めのWi-Fi契約を。
  • 虫の多さは周辺環境で決まる……真横が公園なので、想像以上に虫が多い環境でした。今は防虫スプレー・虫コナーズ・室外機の防虫キャップでだいぶ落ち着いています。やっている対策は新築で虫を出さない!共働き夫婦が実践している防虫対策にまとめました

図面で決めた場所は、その動作まで再現して確認する。コンセントは家電を置いた状態で、鏡は座った姿勢で、ゴミ箱はフタを開けるところまで。我が家の後悔8つは、これをやっていれば防げたものばかりでした。

セキスイハイムならではの後悔|正確には「ユニット工法で妥協したこと」

ここからは、セキスイハイムを選んだからこそ起きたことです。ただ、これは「後悔」というより妥協しなければならないことと思います。

価格は、地元の工務店と比べれば高い

まず言うまでもないのが価格です。地域密着の工務店と坪単価で比べると、セキスイハイムは明らかに高い価格帯になります。

我が家の建物総額は3,892万700円(36.48坪)。値引きが5本で474万1,000円入って、この金額です(2026年1月時点の最終版の資金計画書)。中身はセキスイハイムの値引き548万|見積もりと総額を公開で1円単位まで出しています。

ただ、後悔しているのは高かったこと自体ではありません。その差額に見合う家なのかを、他社と並べて確かめなかったことです。

ユニット工法で、どうしても変えられなかったこと

セキスイハイムの鉄骨系は、工場で作った箱(ユニット)を現場で組み合わせて家にします。品質が安定する、雨に濡れずに建つ、工期が短い——これは実際に大きなメリットです。ただしその裏返しとして、箱の枠組みをまたぐような配置は通りません。我が家では次のことが、打ち合わせで希望しても変えられませんでした。

  • 土間収納の段差……土間収納を作りましたが、ユニットの構造上どうしても段差は外せないと言われました。段差があるのは正直ひっかかっていますが、ここは選べませんでした
玄関のステップの高さと合わせて段差ができてしまっています
  • 浴室の向き……置きたい向きが構造の都合で通らず、提案された配置に合わせました。サイズも独自規格で、我が家は1721を選びましたが棚が仕様上外せないなど、細かいところでも選べない場面がありました。サイズの選び方はセキスイハイムのお風呂は標準で十分?1721にした本音に書いています
  • インナーバルコニーの位置……希望した位置には設けられず、別の位置に約2畳で収まりました。営業担当からは、構造上の問題で階段と同じ列にインナーバルコニーは置けないと説明がありました。広さはむしろ狭くして正解だったので、その理由はインナーバルコニーは狭くて大丈夫?後悔しない広さの目安に
  • 床下収納の場所……ユニットとユニットの継ぎ目には置けないので、便利だと思った場所に置けるとは限りません
  • 階段の向き……「この向きに置きたい」という希望が通らず、提案された配置になりました

誤解のないように書いておくと、間取りがまったく自由にならないわけではありません。20畳のLDKも、夫婦それぞれの書斎も希望どおりに取れています。

では、これらは後悔なのか。我が家の答えは「後悔というより、ユニット工法を選んだ時点で決まる妥協」です。打ち合わせでいくら粘っても変わらないので、前の章の「こうすればよかった」とは性質が違います。

だからこそ、検討中の方に伝えたいのはひとつです。ここに挙げた妥協を受け入れられるかどうかは、契約前に決めておく。受け入れられるならセキスイハイムの良さを取ればいいし、どうしても譲れないものがあるなら、ユニット工法ではない会社も並べて比べたほうがいい。我が家はそれを、契約前にはっきり言葉にできていませんでした。

心配していたけど、住んでみて後悔していないこと

反対に、建てる前は不安だったのに、住んでみたら後悔していないこともあります。ネットで「後悔」と書かれていることでも、我が家では問題になっていないものです。なお、打ち合わせで決めて「やってよかった」と感じていることは、セキスイハイムでやってよかったこと12選|住んで分かったに別でまとめています。

気密は木造の高気密住宅に劣るけど、心配していたほどではなかった

数字の話をひとつ。我が家のC値は1.98でした。

C値は家にどれくらい隙間があるかを表す数値で、小さいほど隙間が少ないことを意味します。ただ「1.98」と言われても、多いのか少ないのか分かりませんよね。比較できる数字を並べます。

C値出どころ
我が家(セキスイハイム・鉄骨系)1.98実測値
一条工務店(木造)0.59公式サイトの「平均実測値」
旧・次世代省エネ基準(寒冷地)2.02009年に削除された基準
旧・次世代省エネ基準(その他の地域)5.02009年に削除された基準

ここで知っておきたいのが、いまの国の省エネ基準に、C値の規定はないということです。かつての次世代省エネルギー基準には寒冷地2.0・その他の地域5.0という数字がありましたが、2009年の改正で気密の基準そのものが削除されました。つまり「高気密」に公的な線引きはなく、各社が自主的に公表している数字を見比べるしかありません。そのうえで我が家の1.98を置くと、気密を売りにしている木造の一条工務店(公式の平均実測値0.59)とは3倍以上の差があります。鉄骨のユニット工法という構造上、ここは仕方のないところです。

ただ、住み心地が悪いかというと、そうではありません。我が家は断熱等級6で窓は3枚ガラス。夏の日中でもエアコンは5〜10分あれば効きますし、アパート時代の1時間とは比べものになりません。冬はまだこの家で越していないので、寒さの体感は冬を越してからあらためて追記します。

断熱と気密は別の指標で、暮らしの体感にはどちらも効いてきます。断熱は熱の伝わりにくさ、気密は隙間の少なさ。我が家は断熱等級6と3枚ガラスの窓がある一方、気密は数字として木造に譲る——という組み合わせです。それでもエアコンの効きで困ったことはありません。気密の数値だけで住み心地が決まるわけではないというのが、住んでみての実感です。ただし、カタログの「断熱等級6」を見て気密も同じだと思い込むと、あとで話が食い違います。この2つは分けて確認しておくべきでした。我が家がまさにそうでした。

快適エアリーなしでも、エアコン3台で足りている

セキスイハイムといえば全館空調の「快適エアリー」ですが、我が家は最初から入れていません。営業担当の概算では150万〜200万円くらいとのことでした。代わりに三菱の霧ヶ峰を、LDK・寝室・子供部屋の3台つけています。

夏に暑いと感じるのは階段と書斎の2か所だけで、今のところ後悔はありません。付けなかった家の温度差はセキスイハイムで快適エアリーなし|エアコン3台の暮らしに、台数の決め方は新築エアコンは何台必要?3台にした我が家の畳数と選び方にまとめています。

階段下トイレは、狭くても後悔していない

階段下にトイレを作ると、狭さや圧迫感で後悔するという声をよく見かけます。我が家は階段下トイレにして、住んでみて後悔はまったくありません。リビングとダイニングを少しでも広くしたくて「トイレは最低限の広さでいい」と割り切った場所なので、むしろ満足しています。詳しくは階段下トイレは後悔する?座る位置の天井は200cmで書きました。

いちばんの心残りは「比べなかったこと」

ここまで書いてきて、自分でも改めて思ったことがあります。

ユニット工法の妥協も、金額も、どれも「他社と並べていれば、納得して選べた」話なんです。変えられないことがあると分かっていれば、それを承知のうえで選べました。金額にいたっては、比べる相手がいなければ、差額に見合うかどうかを判断する方法がありません。

つまり我が家が後悔しているのは、セキスイハイムを選んだことではなく、選ぶときに比べなかったことでした。

我が家が資料を取り寄せたのは4社。当時は一括で請求できるサービスがあることを知らず、1社ずつ個別に申し込みました。そこから実際に展示場へ足を運び、打ち合わせまで進めたのは3社です。共働きで夫婦そろって動ける日が限られていたので、正直それが限界でした。

共働きのご家庭や、小さなお子さんがいるご家庭なら、同じように「何社も回る時間がない」という方は多いと思います。ただ、比べなかったという後悔は、家が建ったあとも消えずに残っています。

家は、人生でいちばん大きな買い物のひとつです。これから建てる方には、我が家と同じ後悔をしてほしくありません。

展示場を何社も回れなくても、家にいながら複数社の間取りプランや見積もりをまとめて取り寄せる方法があります。我が家は当時それを知りませんでしたが、知っていたら使っていたかもしれません。1社の金額だけでは高いか安いかを判断できないので、比べる材料だけは契約前にそろえておくのがおすすめです。

では、何社と比べれば「比べた」と言えたのか。共働きで展示場に足を運べるのは何社までか、そしていま戻れるなら「足を運ぶ数」と「資料を集める数」をどう分けるかは、ハウスメーカーは何社見る?4社に資料請求した本音にまとめました。

まとめ|セキスイハイムに住んでわかった後悔

セキスイハイムで建てて住んでみて、後悔していることを整理します。

  • 打ち合わせで決め直せた後悔……人感センサーを洗面所・階段・廊下につけなかった/食洗機を浅型にした/階段のプランを確かめなかった/老後に1階で寝られる部屋を作らなかった
  • ユニット工法で妥協したこと……土間収納の段差・浴室の向き・インナーバルコニーの位置・床下収納・階段の向き
  • 価格……地元の工務店より高い。後悔しているのは、差額に見合うかを比べなかったこと
  • 心配したけど後悔していないこと……気密(C値1.98)・階段下トイレ・快適エアリーなし

家そのものには満足しています。夏の電気代も想像より安く収まっていますし、担当者の方にもよくしてもらいました。それでも、決め直せた後悔・ユニット工法の妥協・価格の3つは、契約前に知っていれば選び方が変わったかもしれないものばかりです。

それでも、打ち合わせで決め直せた後悔は、これから建てる方ならそのまま避けられます。そしてユニット工法の妥協を受け入れられるかどうかは、契約前にしか判断できません。

これから検討する方には、契約前にしかできないこと——複数社の間取りと概算を並べてみること——だけは、ぜひやっておいてほしいと思います。

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