階段下トイレを検討するとき、気になるのは天井の低さと狭さだと思います。
我が家はセキスイハイムで注文住宅を建てた共働き夫婦で、1階のトイレを階段下に作りました。壁紙を貼る前の現場を見たときは「せまっ!」と思いましたが、住んでから測ると、天井が約135cmと低いのは便器の後ろだけで、立ったり座ったりする位置は約200cmありました。狭さで困ったことはありません。
便器の向き、タンクレス、壁紙の色で、階段下でも狭く感じにくくなります。我が家の実寸と写真、住んでから「考えておけばよかった」と思った話まで書いたので、参考にしてみてください。
階段下トイレにして後悔した?住んでみた結論
狭さで後悔したことはありません。後悔があるとすれば、将来つける手すりの場所を考えていなかったことの1つだけです(手すりの話はデメリットの章で書いています)。
我が家が階段下トイレにしたのは、リビングやダイニングを少しでも広くしたかったからです。「トイレは最低限の広さでいい」と割り切って決めました。住んでみても、なんで階段下にしてしまったんだろうと思ったことは一度もありません。
我が家の階段下トイレの広さ|幅82cm・奥行き140cm

入口から見た我が家の階段下トイレです。寸法は次のとおりで、どれも住んでから測ったおおよその数字です。
| 測ったところ | 我が家の実寸 |
|---|---|
| 横幅 | 約82cm |
| 奥行き | 約140cm |
| 天井の高さ(便器の後ろ) | 約135cm |
| 天井の高さ(立つ・座る位置) | 約200cm |
| 天井の高さ(便器の前・手洗い側) | 約245cm |
| 便器の先から正面の壁まで | 約59cm |
| 便器 | リクシルのタンクレス |

階段の下なので、天井は手洗いのある側から便器の後ろに向かって斜めに下がっています。いちばん低い約135cmは便器の後ろ側で、人が立つ場所ではありません。用を足すときに立つ・座る位置は約200cmあるので、頭をぶつけることはありません。
横幅は階段の幅にそろえて作っているので、階段の幅と同じです。図面で階段の幅を見れば、トイレの広さもイメージできます。
天井が低くても狭く感じない理由
壁紙を貼る前は「せまっ!」と思った
最初から狭くないと思っていたわけではありません。工事中に初めてこのスペースを見たときは、天井が斜めに迫ってきて「本当にここにトイレを作って大丈夫か?」と不安になりました。夫婦で「やっぱり普通の広さにすればよかったかな」と話したこともあります。
印象が変わったのは、壁紙・床材・照明が入ってからです。工事中は完成後のイメージがしにくく、実際より狭く感じていたのだと思います。
座っているとき、天井は目に入らない

トイレに座っているとき、上を見上げることはほとんどありません。座ったときの目線の先は手洗いのある壁で、天井は約200〜245cmあります。低い約135cmの部分は背中側なので、座っていて天井の低さを感じたことは今のところ一度もありません。
便器の先から正面の壁まで約59cmある
便器の先から正面の壁までは約59cmです。数字だけだと狭そうに見えますが、足を伸ばしたり前かがみになったりしなければ窮屈さはなく、普通に用を足せます。家族からも「狭い」という声は出ていません。
小さな窓と換気扇で、明るさと換気は足りている
階段下は窓を大きく取りにくい場所ですが、我が家は小さな窓を1つ付けました。昼間は照明をつけなくても明るさがあります。換気は換気扇で十分足りています。
照明は人感センサーにしています。入れば点いて出れば消えるので、狭い空間でスイッチを探さなくていいのも楽です。センサーにした場所の判断は人感センサーのおすすめ場所は?つけずに後悔した3か所にまとめています。
狭く感じない理由
- 天井が約135cmと低いのは便器の後ろだけ。立つ・座る位置は約200cm
- 座ったときの目線の先は天井の高い手洗い側
- 便器の先から正面の壁まで約59cmあり、普通に座れば窮屈さはない
- 小さな窓で昼間は明るく、換気は換気扇で足りている
階段下トイレを広く見せる工夫|便器は天井の低い側に
便器は天井の低い側に置く
階段下トイレでいちばん効いたのが便器の向きです。便器の背中を天井の低い側(我が家は約135cm)に向けて置くと、座ったときに正面と頭の上に高さが出ます。
逆に、天井の高い側に便器を置くと、立ち座りする位置の頭上が低くなり、窮屈に感じやすくなります。図面で便器の位置と階段の上り口の向きを照らし合わせて、便器の後ろが階段の低い側になっているか確認してみてください。
階段下トイレにするならタンクレスがおすすめ
タンクがないぶん見た目がすっきりして、狭い空間でも窮屈に感じにくくなります。奥行きもタンク付きより短いので、便器の先から壁までの空き(我が家は約59cm)も残しやすくなります。
我が家の1階はリクシルのタンクレスです。打ち合わせでタンクレストイレ本体はサービスになり、オプション費用がかかったのはサイド手洗いの82,500円(税抜・2026年1月の資金計画書時点。時期や値引きで変わります)だけでした。我が家のほかのオプション費用はセキスイハイム オプション費用実例|標準から変えた8箇所に載せています。
壁紙は明るい色にする
壁紙は、明るい色を選ぶと狭い空間でも広く見えます。暗い色や濃い柄は壁が迫ってくるように感じやすいので、階段下トイレのように天井が斜めになる場所ほど、明るい色が合うと思います。我が家も明るめの壁紙にしています。
窓を付けて窮屈さを和らげる
階段下は窓を付けにくい場所ですが、小さくても窓があると、外の明るさが入って窮屈な感じが少し和らぎます。我が家の窓は、写真の正面にある縦長の小さな窓です。
階段下トイレを広く見せるコツ
- 便器の背中を天井の低い側に向ける(座ると正面に高さが出る)
- タンクレスにすると見た目がすっきりして、狭く感じにくい
- 壁紙は明るい色にする
- 小さくても窓を付けると、窮屈な感じが和らぐ
階段下トイレの収納|手洗い場の上と下にまとめた
収納は、手洗い場のまわりにまとめました。トイレットペーパーのストックや掃除に必要なものなどは手洗い場の上の収納に、トイレスタンプは水道の下の収納に入れています。

タンク上の手洗いと違って、手洗いが壁際に収まるので、便器まわりのスペースを取りません。手洗いと収納を入れても、圧迫感なく使えています。
入居前にやっておくと掃除がラクになるトイレの準備は新築トイレ掃除がラクになる入居前準備4選に書いています。
住んで分かった階段下トイレのデメリット|手すりの場所は確保すればよかった
将来の手すりの場所を考えていなかった
我が家が階段下トイレで後悔しているのは、ここだけです。打ち合わせのときは老後の手すりのことをまったく考えていませんでした。
横幅が約82cmなので、あとから手すりを付けると、そのぶん横のスペースはさらに狭くなります。手すりを付けるなら壁の中に下地(ネジを効かせるための補強)も必要です。これから間取りを決めるなら、将来手すりを付ける壁と位置を決めて、その場所を空けておくところまで打ち合わせで話しておけばよかったと思っています。
階段を上り下りする音は聞こえる
トイレの真上が階段なので、誰かが階段を上り下りしていると音は分かります。ただ、私は気になっていません。音に敏感な家族がいる場合は、ここは事前に考えておいたほうがいいところです。
階段下トイレが向いている人・検討チェックリスト
階段下トイレが向いているのは、こんな人です。
- リビングやダイニングなど、ほかの部屋を少しでも広くしたい
- 「トイレは用を足せれば十分」と割り切れる
- 階段の音がそれほど気にならない
反対に、近いうちに手すりが必要になる家族がいる場合は、横幅に余裕のある場所にトイレを置いたほうが使いやすいと思います。
階段下トイレ 検討チェックリスト
- 便器の背中を天井の低い側に向けられるか
- 立つ・座る位置の天井の高さ(我が家は約200cm。背の高い家族がいるなら特に)
- 便器の先から正面の壁までの空き(我が家は約59cm)
- 窓を付けられるか、換気扇の位置
- 手洗い場と収納の位置
- タンクレストイレを選択肢に入れたか
- 将来の手すりを付ける壁と下地
まとめ|階段下トイレは便器の置き方で狭さが変わる
- 天井が約135cmと低いのは便器の後ろだけ。立つ・座る位置は約200cm、便器の前(手洗い側)は約245cm
- 横幅約82cm(階段の幅と同じ)、奥行き約140cm。便器の先から正面の壁まで約59cmで、狭さで困ったことはない
- 狭く感じにくくする工夫は、便器の背中を天井の低い側に向ける、タンクレスにする、壁紙を明るい色にする、小さくても窓を付ける、の4つ
- 後悔は、将来の手すりの場所を考えていなかったこと
階段下トイレにするか迷っているなら、図面で便器の向きと、立つ・座る位置の天井の高さを確認してみてください。
家づくり全体で後悔したこと・しなかったことはセキスイハイムの後悔ポイント|住んでわかった本音にまとめています。

