「セキスイハイムのお風呂って、標準のままで足りるのかな」「広いサイズにしたら、いくら上がるんだろう」——間取りの打ち合わせで、浴室のサイズ選びに迷う方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、セキスイハイムの浴室は積水ホームテクノ製の独自規格で、鉄骨系(ユニット工法)なら1717・1421・1419・1721から選びます。標準サイズでも一般的な1坪(1616)より一回り広いので、大人ふたりなら標準で十分。ただし沐浴や親子入浴を考えているなら、最大の1721に上げる価値はあります。
我が家も打ち合わせのときは、同じところで止まりました。ショールームに何度か足を運び、標準サイズと1721の両方に実際に入って比べたうえで、最終的に一番広い1721を選んでいます。この記事では、選べるサイズの一覧、標準から1721に上げた差額の実額、浴槽の段差あり・なしの選び方、そして広くして感じたデメリットまで、見積書に残っていた数字とあわせて正直にお伝えします。
セキスイハイムのお風呂は標準で何が選べる?【サイズ一覧】
セキスイハイムの主力である鉄骨系(ユニット工法)は、家を工場のラインで生産するため、浴室もセキスイハイム専用の規格になっています。選べるサイズは次の5種類です(※木質系のグランツーユーは一部サイズが異なります)。
| サイズ表記 | 内寸の目安(横×縦) | 広さの目安 |
|---|---|---|
| 1721 | 約170×210cm | 最大(我が家はコレ) |
| 1719 | 約170×190cm | やや広め(※木質系グランツーユー限定) |
| 1717 | 約170×170cm | 最小・正方形(一般的な1坪/1616より一回り広め) |
| 1421 | 約140×210cm | 幅がコンパクト |
| 1419 | 約140×190cm | 幅がコンパクト |
注意したいのは、選べるサイズが工法によって違うこと。たとえば1719は木質系のグランツーユー限定で、鉄骨系(ユニット工法)では1721・1717・1421・1419から選びます。我が家は鉄骨系で建て、その中で最も広い1721を選びました。
横幅(約170cm)は同じで、1721は縦に約40cm長い分、洗い場にゆとりが生まれます。最小の1717でも一般的な1坪サイズ(1616)より一回り広めです。
知っておきたいのは、選べる浴室のサイズが決まっているという点です。サイズ表記の数字は内寸の目安で、たとえば1717なら約170×170cm、1721なら約170×210cmを表します。最小の1717でも、一般的な1坪サイズ(1616=約160×160cm)より一回り広め。我が家が選んだ1721は1717より縦に約40cm長い、最も広いサイズです。
さらに、この独自規格ゆえに他社メーカーの汎用ユニットバスは基本的に入りません(設置するなら特殊工事扱いで高額に)。そのため、セキスイハイムで建てるなら基本は「用意された規格の中から選ぶ」ことになります。(サイズ仕様の参考:積水ホームテクノ公式ほか)
「標準」で選べるサイズは商品タイプによって変わる
もう一つ知っておきたいのが、同じセキスイハイムでも、選ぶ商品タイプによって標準で選べる浴室サイズが変わるという点です。規格住宅寄りの商品タイプでは最小の1717しか選べない一方、上位の商品タイプでは1717・1421・1721から選べる、といった違いがあります。我が家が選んだ浴室のグレードは「アドバンス」で、この中から最大の1721を選びました。浴室のグレードによって浴槽の素材や鏡・照明などの装備も変わりますが、選べる範囲は商品タイプと時期によって変わります。「広いサイズにしたかったのに、選んだプランでは選べなかった」とならないよう、打ち合わせの前に自分のプランではどのサイズ・どの装備が標準なのかを必ず確認しておきましょう。
標準サイズから1721に上げるといくら?実額を公開
サイズを調べていると必ず出てくるのが「で、いくら上がるの?」という疑問です。ところが、金額まで書いている個人ブログはほとんど見当たりませんでした。そこで、我が家の見積書に実際に載っていた金額をそのまま出します。
| 浴室まわりで動いた項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| 1721サイズへ変更(標準からのアップ分) | +62,000円 |
| アップダウンシャワーヘッド | +33,000円 |
| ダウンライト | +16,000円 |
| 手すりを2本減らした分(残りは設置) | −16,000円 |
| 浴室まわりの合計 | +95,000円 |
標準サイズから最大の1721に上げるのにかかったのは62,000円でした。浴室まわり全体では、シャワーヘッドとダウンライトを足し、標準で付く手すりを2本減らして、差し引き95,000円のアップです。なお手すりは全部やめたわけではなく、老後のことを考えて必要な分は残しています。
この6万2,000円を高いと見るか安いと見るかは人それぞれだと思います。ただ我が家の感覚では、洗い場が縦に40cm広がって、その後10年20年と毎日使うことを考えると、十分に納得できる金額でした。間取りや設備の打ち合わせでは数十万円単位の話が続くので、正直この金額は「ここで削らなくてもいいか」と思える範囲です。
逆に言えば、削るならもっと大きな項目から削るべきだとも感じました。我が家がオプション全体で何にいくら払ったかは、セキスイハイムのオプション費用を全内訳で公開した記事にまとめています。浴室以外の水まわりや玄関の金額も出しているので、削りどころを探している方はあわせて読んでみてください。
※金額はいずれも2025年時点の我が家の見積書に基づく税抜価格です。商品タイプ・仕様・時期・地域によって変わりますので、必ずご自身の見積書でご確認ください。
我が家が最大サイズ「1721」を選んだ理由
ショールームで実物を見比べて感じたのは、「これから子どもができたとき、標準サイズだと沐浴や親子で入るのに少し手狭そう」ということでした。
一番小さい1717でも大人ひとりなら十分なのですが、洗い場の横幅にあまり余裕がありません。赤ちゃんを洗ったり、子どもと一緒に入ったりする場面を想像すると、もう一回り広い1721のほうが安心だと感じ、最大サイズを選びました。実際に住んでみても、洗い場にゆとりがあって正解だったと思っています。
具体的には、1721は洗い場の奥行きにゆとりがあるのがポイント。子どもを座らせて洗ったり、ベビーバスを置いたりする場面を想像しやすい広さでした。毎日のことだからこそ、わずか数十センチの差が使い勝手に効いてきます。
我が家も最初は標準サイズで案内されましたが、ショールームで1721に実際に入ってみると、その違いは想像以上でした。カタログの数字だけで決めず、可能なら実物を体感してから選ぶことを強くおすすめします。

標準サイズで十分な人・1721に上げるべき人
とはいえ、全員が最大サイズにする必要はありません。広さの正解は「誰と入るか」で変わります。我が家の体験から、それぞれ向いている人をまとめました。
- 標準サイズ(1717)で十分な人:夫婦ふたり暮らしで、子どもの予定がない/基本ひとりで入る/浴室はコンパクトでいいので他にコストをかけたい
- 1721がおすすめな人:小さな子どもがいる・これから迎える予定/沐浴や親子入浴をしたい/洗い場にゆとりが欲しい
我が家のように「これから子どもを」と考えているご家庭は、広い1721を選んでおくと後悔しにくいと感じます。逆に、その予定がなければ標準サイズで十分です。
広い浴室(1721)にして感じたデメリット
広くしてよかった一方で、正直に伝えておきたいデメリットもあります。
① 掃除する面積が増える
当たり前ですが、浴室が広い分、掃除する面積も増えます。床や壁を拭く範囲が広がるので、こまめに掃除する派の方は少し手間が増えると考えておきましょう。
もうひとつ、住んでみて分かったのが乾きにくさです。水がつく面積が増えるぶん、換気扇を回しっぱなしにしても水が引ききらない日があります。我が家は浴室に窓をつけていて、そこがかなり効いています。窓をつけるか迷っている方は新築の浴室に窓はいらない?つけた我が家の本音もあわせてどうぞ。
また、広いぶん湯船にためるお湯の量も増えます。毎日たっぷりお湯を張る家庭では、水道・光熱費にわずかに影響することも頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
② 1721にすると「棚」が外せない
我が家は掃除をラクにするため、鏡や石けん置きなどの付属品をできるだけ取り外してもらうようお願いしました。ところが、1721サイズにすると棚だけは仕様上どうしても外せず、標準で付いてくるとのことでした。棚は水垢やぬめりが溜まりやすい場所なので、「とことんミニマルにして掃除を減らしたい」という人には惜しいポイントです。
この「外せない棚」や広い浴室の掃除は、入居前のひと工夫でかなりラクになります。外せない棚はこまめな水切りや磁石式収納で浮かせるなど、具体的な対策は新築浴室のカビ対策6選にまとめているので、あわせて読んでみてください。
浴槽の「段差あり・段差なし」も標準で選べる
サイズと一緒に迷うのが浴槽の形。セキスイハイムでは腰かけられる段差(ステップ)つきの浴槽と、底がフラットな段差なしの浴槽が選べます。どちらにも良し悪しがあるので、両方まとめました。
ステップ(段差)つきのメリット・デメリット
メリット
- 腰かけて半身浴ができ、のぼせにくくゆっくり浸かれる
- 小さな子どもや赤ちゃんを段差に座らせたり、沐浴の補助スペースとして使える
- お湯の量が減るので節水・光熱費の節約になる(打ち合わせでもこちらを勧められました)
- 浅い部分があり、子どもや高齢の家族の出入り・腰かけにも安心
デメリット
- 足をまっすぐ伸ばして全身で浸かるスペースは狭くなる
- 段差の分、掃除する角が増えて汚れがたまりやすい
ステップつきが向いているのはこんな人
- 半身浴を習慣にして、ゆっくり長く浸かりたい人
- 小さな子ども・赤ちゃんがいて、座らせたり沐浴の補助に使いたい人
- 水道・光熱費をできるだけ抑えたい人
- 高齢のご家族がいて、腰かけ・出入りのしやすさを重視したい人
我が家は「段差なし」を選びました
我が家は「お風呂はとにかくゆったり足を伸ばしてリラックスしたい」という気持ちが強かったので、節水よりもくつろぎを優先して段差なしを選びました。毎晩しっかり足を伸ばせて大満足です。大人がのびのび浸かりたいご家庭には段差なしがおすすめです。
どちらが正解ということはありません。半身浴や小さな子どもの入浴を重視するならステップつき、大人がゆったり浸かりたいなら段差なし——ご家庭の入り方と家族構成で選ぶのがいちばんです。
まとめ|セキスイハイムのお風呂は「標準で足りるか」で決める
セキスイハイムの浴室は積水ホームテクノ製の独自規格で、鉄骨系(ユニット工法)なら1717・1421・1419・1721から選びます。標準サイズでも一般的な1坪(1616)より一回り広いので、まずは「標準で足りるか」を基準に考えるのがおすすめです。
そしてもうひとつ意識したいのが、「掃除の手間をどこまで許容できるか」という視点です。広いサイズや段差つきの浴槽は快適さ・機能が増える一方で、掃除する面積や角も増えます。「広さ・機能をとるか、掃除のラクさをとるか」を天秤にかけて選ぶと、後悔しにくくなります。我が家は広さを優先しましたが、掃除のひと手間は入居前の準備でしっかりカバーしています。
夫婦のみで子どもの予定がなければ標準サイズで十分。これから子どもを迎えるなら、沐浴や親子入浴を見据えて広い1721がおすすめです。浴槽は「節水なら段差あり/のびのびなら段差なし」で選びましょう。
我が家は1721+段差なし浴槽にして、毎日のお風呂時間に大満足しています。差額は62,000円、広い分の掃除のひと手間は入居前の準備でカバーできました。なお、浴室以外もあわせて建物全体でいくらかかったのかは、総額と値引き額を公開した記事で坪単価まで出しています。これからセキスイハイムで打ち合わせをする方の参考になればうれしいです。

