セキスイハイムの値引き474万|総額と坪単価を全公開

新築準備・家づくり

注文住宅で一番知りたいのに、一番出てこない情報。それが「実際にいくらかかったのか」だと思います。坪単価の目安は各社が出していますが、手元の資金計画書をそのまま公開している記事は、探してもほとんど見つかりませんでした。

我が家がセキスイハイムと契約したのは2025年。共働き夫婦2人で、2026年3月に引き渡しを受けました。手元には、そのときの資金計画書がそのまま残っています。この記事では、そこに書かれていた金額を、値引きの行まで含めて全部出します。結論から言うと、建物にかかったお金は3,917万5,900円。そして値引きは5本で474万1,000円、坪単価にして13万円引きでした。

  • セキスイハイムの総額や坪単価をリアルな数字で知りたい方
  • 値引きがどれくらい入るものなのか知りたい方
  • 契約後にどこで金額が増えるのか不安な方

金額はすべて2025年12月時点の資金計画書によるものです。仕様・面積・時期・地域で変わるので、相場ではなく「一例」として見てください。土地の金額と場所は伏せています。

結論|建物にかかったお金は3,917万5,900円でした

まず全体像です。我が家は延床120.61㎡、36.48坪の2階建て(鉄骨・タイル外壁)です。

区分金額
セキスイ請負金額(税込)37,418,700円
建物諸費用1,757,200円
合計39,175,900円

「請負金額」は建物そのものにかかるお金、「諸費用」は登記や申請、保険など建物の外側で必要になるお金です。この2つは別の書類に分かれていて、打ち合わせでも別々に説明されます。だから片方だけ見ていると総額を見誤ります。

なお、この資金計画書には外構もインテリアもエアコンも入っていません。そこは後半で書きます。

値引きは5本で474万1,000円|坪単価13万円引きの中身

ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。

建物本体費用は2,959万9,000円でした。そこから値引きが5行、別々の名目で入っています。

値引きの名目坪単価金額
オーナー紹介特典▲1万円-364,000円
HPモニター選考特典▲5万円-1,824,000円
紹介特典(引き渡しまでに2件)▲2万円-729,000円
工事工程への協力特典▲3万円-1,095,000円
他社お断り・契約特典▲2万円-729,000円
合計▲13万円-4,741,000円

本体2,959万9,000円に対して16.0%。これで本体は2,485万8,000円まで下がりました。

この表で一番大事なのは金額そのものより、値引きが「坪単価いくら引き」という形で計算されていることです。▲13万円 × 36.48坪 = 約474万円。つまり同じ条件でも、家が大きいほど値引き額は増えます。自分の坪数を当てはめれば、ある程度の見当がつくということでもあります。

名目についても書いておきます。「HPモニター」は施工事例として写真の掲載に協力するもの、「工事工程への協力」は工事のスケジュールを会社側の都合に合わせるもの。「他社お断り」は文字どおり、他社の検討をやめてその場で決める代わりに付いた特典でした。

意外だったのが紹介にまつわる特典で、性格の違う2本が入っていました。ひとつは紹介してもらった側の▲1万円。すでにセキスイハイムで建てた知り合いから紹介を受けたぶんです。もうひとつが紹介する側の▲2万円で、こちらは知り合いをセキスイハイムミュージアムの見学に連れて行くだけ。一緒に行けば1件と数えられ、紹介した人が契約する必要も、検討を続ける必要もありません。我が家は「引き渡しまでに2件」という条件で72万9,000円が引かれました。

ここから分かるのは、値引きは頼み込んで引き出すものというより、条件を交換して積み上げるものだったということです。我が家は交渉が得意なわけではありません。提示された条件のうち、飲めるものを飲んでいったら5本になりました。

値引きは「坪単価▲◯万円 × 坪数」で計算されていました。我が家は5本合わせて坪▲13万円、36.48坪で474万1,000円。自分が建てる坪数を当てはめれば、どのくらい動くのか見当がつきます。

建物本体2,485万8,000円に何が入っているか

請負金額は5つの区分に分かれています。値引き後の本体に、申請費用や設備が積み上がっていく構造です。

区分金額(税抜)
① 建物本体価格(値引き後)24,858,000円
② 各種申請費用901,000円
③ 屋外付帯工事1,027,000円
④ 追加設備工事3,763,000円
⑤ 仕様変更等3,468,000円
請負金額(税抜)34,017,000円
消費税10%3,401,700円
請負金額 総合計37,418,700円

②各種申請費用 90万1,000円

建築確認申請・完了検査で20万8,000円、地盤調査(スウェーデン・サウンディング方式)で5万円、現場経費が64万3,000円でした。現場経費には産廃処理、仮設トイレ、仮囲い、足場、レッカー車、整地などが含まれます。ここは削りようがない固定費です。

③屋外付帯工事 102万7,000円

給水(上水道)18万4,000円、排水(下水道)15万5,000円、給湯(エコキュート370Lの取付)49万1,000円、電気とTVアンテナ19万7,000円。家の中ではなく、家と敷地をつなぐ工事です。ここは土地の状況で変わるので、他の人の金額はあまり参考になりません。

④追加設備工事 376万3,000円

この区分が一番大きく、我が家の選択がそのまま出ています。

項目金額(税抜)
太陽光発電システム 6.36kW1,805,000円
タイル外壁(全周アップ)1,095,000円
蓄電池 4.9kWh788,000円
スマートハイムナビ(壁付モニター)75,000円

太陽光は当初5.56kWで164万7,000円の提案でした。そこから6.36kWに増やして180万5,000円。0.8kW増やすのに約16万円という計算になります。この判断は正解でした。実際の発電と電気代はセキスイハイム オール電化の電気代に実測値をまとめていますが、7月は家全体で442kWh使って、電力会社から買ったのは95kWhだけです。

一方、蓄電池4.9kWhの78万8,000円については、正直に言うと反省があります。提案されたまま最小モデルを選んでしまいました。共働きで日中に家を空ける我が家では、もう少し容量があったほうが活きたと感じています。実際、日中も在宅してエアコンを24時間動かした2026年8月は、夜中に蓄電池を使い切って買電が95kWh→226kWhまで増えました。この話は蓄電池4.9kWhの本音に詳しく書きました。

契約後に346万8,000円増えた|面積が5坪増えた話

⑤の「仕様変更等」が、契約後に動いた金額です。

時期内容金額
2025年10月面積変更 31.36坪 → 35.87坪(+4.51坪)3,179,000円
2025年10月面積変更 35.87坪 → 36.48坪(+0.61坪)427,000円
2025年10月上記が全額サービス-427,000円
2025年12月インテリア変更・追加オプション289,000円
小計3,468,000円

増えた理由のほとんどは面積です。31.36坪から36.48坪へ、5.12坪広げました。その差額が360万6,000円。割り戻すと、増床は1坪あたり約70万円です。

この数字は覚えておく価値があると思います。打ち合わせで「あと1畳広げたい」と言うとき、0.5坪=約35万円が動くということだからです。我が家は図面を見ながら「ここが狭い」を繰り返した結果、気づけば5坪増えていました。

ただ、最後の0.61坪分42万7,000円は全額サービスになりました。これもミュージアムへの見学紹介1件と引き換えです。知り合いと見学に行っただけで、42万7,000円が消えた計算になります。増床のような大きい金額でも、そのまま乗るとは限りません。

12月の28万9,000円は、インテリア打ち合わせで決まった変更・追加オプション39項目ぶんです。中身はセキスイハイム オプション費用の全内訳で1項目ずつ公開しています。

坪単価は「どの数字で割るか」で4通りになる

ここが一番わかりにくいところです。同じ家でも、割る数字を変えると坪単価はこれだけ変わります。

何を割るか坪単価
建物総額(諸費用込・税込)÷ 36.48坪約107.4万円
セキスイ請負金額(税込)÷ 36.48坪約102.6万円
建物本体・値引き前(税抜)÷ 当初31.36坪約94.4万円
建物本体・値引き後(税抜)÷ 当初31.36坪約79.3万円

下と上で28万円も差があります。同じ家の話です。

ネットで「セキスイハイムの坪単価は◯万円」という数字を見かけたとき、それがこの4つのどれを指しているのかは、たいてい書かれていません。税込か税抜か、諸費用を含むか、値引き前か後か。それが分からないまま比べても意味がないというのが、自分の見積書を分解して分かったことでした。

比べるなら「税込・諸費用抜き・値引き後」のように条件をそろえる必要があります。逆に言えば、他社と比較するときは、相手の坪単価がどの定義かを聞くのが先です。

この資金計画書に入っていなかった費用

ここが見落としやすいところです。資金計画書に載っていた3,917万5,900円のほかに、実際にはこれだけかかっています。

費目金額(税込)
外構工事1,958,000円
インテリア(照明・カーテン・クロス・変更分)1,336,500円
エアコン3台(本体+工賃)0円(見積65万6,700円→交渉で全額サービス)

外構195万8,000円は、駐車場の土間コンクリート、アプローチ、西側の塀だけに絞った金額です。それでもこの額でした。外構は外部業者に頼むつもりで動いていたのに間に合わなかった経緯と、28項目の内訳明細は外構を外注するなら打ち合わせ時期に注意にまとめています。

インテリア133万6,500円のうち、資金計画書に「概算88万円」として入っていたのは照明とカーテンだけです。実際は照明41万3,600円、カーテン40万400円、標準外クロス20万4,600円、変更・追加オプション31万7,900円という内訳でした。

そしてエアコンは0円です。全館空調の快適エアリーを選ばず、三菱の霧ヶ峰3台にしたのですが、見積もりでは65万6,700円(本体47万1,900円+工賃18万4,800円)でした。これが打ち合わせの中での交渉で全額サービスになり、最終的な負担はゼロになっています。台数と機種の選び方、快適エアリーを選ばなかった理由、住んでみた温度差はセキスイハイムで快適エアリーなし|エアコン3台の暮らしに書きました。

実際に払ったのは329万4,500円資金計画書の総額の、さらに1割近くが後から乗ってきた計算になります。ここを見込んでいないと、最後に慌てることになります。エアコンのように交渉で消える項目もありますが、それを当てにして予算を組むのは危険です。

「概算」と書かれた行はどうなったか

資金計画書には「概算」と書かれた行がいくつかあります。確定していない見込みの金額です。我が家の場合どうなったかを書いておきます。

一番気になるのは地盤改良だと思います。我が家の資金計画書では、この行だけ金額が入らず「契約後調査」となっていました。数十万から百万円単位で動く項目なので、正直ずっと不安でした。

結果は調査の結果、地盤改良は不要。ゼロ円で済みました。ただしこれは運です。軟弱と判定されれば、そのまま追加費用になります。金額が入っていない行がある状態で資金計画を立てるのは、そこだけ底が抜けている状態だと思っておいたほうがいいです。

逆に、概算より増えたのがインテリアでした。照明とカーテンで88万円の概算に対し、確定は81万4,000円。ここは収まったのですが、クロスと変更オプションが概算に入っていなかったぶん、インテリア全体では133万6,500円まで膨らみました。

そのほか、登記や抵当権設定、つなぎ融資、火災保険も概算のままです。合わせて建物諸費用175万7,200円のうち、確定していたのは申請費用や印紙代など一部だけでした。

これから契約する人へ|資金計画書のどこを見るか

自分の見積書を分解してみて、先に知っておきたかったと思ったのは次の4つです。

  1. 値引きは坪単価で決まる。「▲◯万円/坪 × 坪数」なので、自分の坪数で計算できます。名目もひとつではなく、条件を交換して積み上げる形でした
  2. 増床は1坪70万円で効いてくる。図面を見ながら「もう少し広く」を重ねると、想像より早く数百万円動きます
  3. 「概算」と「金額なし」の行を数える。とくに地盤改良は契約後にしか分かりません。ここが空欄のまま総額を信じないことです
  4. 外構・インテリア・エアコンは別勘定。我が家は3つで395万円でした。資金計画書の総額だけ見ていると、この分がまるごと抜けます

契約前に見ておきたい4点。
①値引きは「坪単価いくら引き」で書かれているか
②増床は1坪いくらか
③「概算」と金額が空欄の行はどれか
④外構・インテリア・エアコンはその総額に含まれているか

そのうえでお伝えしたいのは、1社の見積書だけを見ていても、それが高いのか安いのか判断できないということです。我が家も、値引き後の坪単価79.3万円という数字を出せるようになったのは、契約がすべて終わって書類を並べてからでした。比べる相手がいないと、目の前の金額が適正かどうかは分かりません。

複数社の見積もりを取っておくこと、そして間取りと概算を早い段階で形にしておくこと。この2つは、契約前にしかできません。

まとめ

我が家がセキスイハイムで建てた家の建物側の総額は、3,917万5,900円(36.48坪)でした。

  • 値引きは5本で474万1,000円、坪単価にして▲13万円(本体の16.0%)
  • 契約後に増えたのは346万8,000円。ほとんどが面積で、増床は1坪あたり約70万円
  • 坪単価は割る数字によって79.3万〜107.4万円まで変わる
  • 資金計画書の外に外構195.8万・インテリア133.7万があった(エアコンは見積65.7万が交渉で全額サービス)
  • 地盤改良は調査の結果不要だったが、これは運

この記事で扱ったのは、あくまで建物側の数字です。上の最後の行にある外構とインテリアは、これとは別に乗ってきました。その中身と、採用しなかった設備、住んでからの電気代までを1ページに並べたのがセキスイハイムで建てたブログ|実例と住み心地の全記録です。

金額を出すかどうかは迷いました。ただ、自分が家を建てる前にこういう記事を探して見つからなかったので、そのまま書くことにしました。数字は我が家の一例です。仕様も面積も土地も違えば結果は変わります。それでも、内訳の構造と「どこで増えるか」は共通しているはずです。これから打ち合わせに臨む方の材料になればうれしいです。

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