セキスイハイム オール電化の電気代|8月は8,171円

暮らしのリアル

「オール電化の新築って、電気代は結局いくらかかるんだろう?」——家を建てる前、いちばん読めなかったのがこれでした。

我が家はセキスイハイムで建てたオール電化+太陽光6.36kW+蓄電池4.9kWhの家。共働き夫婦2人で暮らしながら、スマートハイムナビに残る数字をそのまま公開します。

結論からお伝えすると、7月までは電気代5,091円に対して売電9,240円で、収支はプラスでした。ところが8月は8,171円。日中も在宅する生活に変わってリビングのエアコンを24時間つけっぱなしにしたところ、電力会社から買った電力が95kWhから226kWhへ約2.4倍になりました。太陽光と蓄電池があっても、使い方が変われば電気代は跳ねます

  • 新築でオール電化を検討しているが電気代が心配な方
  • セキスイハイムの光熱費のリアルを知りたい方
  • 太陽光+蓄電池の組み合わせで実際どうなるか気になる方

セキスイハイムのオール電化+太陽光・蓄電池の構成

まずは我が家の設備構成を紹介します。比較の参考にしてください。

  • 太陽光パネル:6.36kW・24枚
  • 蓄電池:ニチコン 4.9kWh(最小モデル)
  • 電気プラン:オール電化向け夜間割引プラン
  • 管理ツール:スマートハイムナビ
  • 家族構成:夫婦2人

セキスイハイムの太陽光パネルは屋根一体型で、見た目がスッキリしているのも特徴のひとつです。後付けと違って屋根との一体感があり、外観を損なわないのは嬉しいポイントでした。

この太陽光と蓄電池にいくらかかったのかも書いておきます。見積書では太陽光6.36kWが180万5,000円、蓄電池4.9kWhが78万8,000円でした(2025年12月時点の資金計画書より)。建物全体の金額や値引きについては、セキスイハイムの値引き474万|総額と坪単価を全公開にまとめています。

発電量・消費量・売電量はスマートハイムナビというモニターでリアルタイムに確認できます。「今どのくらい発電しているか」「どのくらい電気を使っているか」が一目でわかるので、節電意識が自然と高まります。実際、このモニターを見るようになってから家電を動かすタイミングを意識するようになりました。

スマートハイムナビの自給自足率と7月の使用電力量442kWh
スマートハイムナビのトップ画面。自給自足率や使った電力量がひと目で分かります

セキスイハイムのオール電化の電気代を公開【実績データ】

百聞は一見にしかず。実際の数字をそのまま出します。

入居してから2026年8月分までの電気代を、検針票の数字どおりに公開します。夫婦2人・オール電化・太陽光6.36kW+蓄電池4.9kWhという条件での実績です。表の「2026年◯月」は検針期間ベースで、たとえば8月分は7月11日〜8月10日の使用分です。

時期電気代買った電力
(買電量)
使った電力
(総消費)
売電収入
入居直後(途中入居)4,558円
最初のフル1か月5,119円101kWh
2026年6月4,894円90kWh
2026年7月5,091円95kWh442kWh9,240円
2026年8月8,171円226kWh9月確定予定

※「買った電力」は電力会社から購入した分(請求書の数値)、「使った電力」は太陽光の自家消費を含む家全体の消費量です。総消費はスマートハイムナビで確認できます(7月は7/29時点の数値)。

スマートハイムナビ 2026年6月の日別消費電力量
6月の日別グラフ。緑(空調)はほとんど出ていません
スマートハイムナビ 2026年7月の日別消費電力量(空調が大きく増加)
7月は緑(空調)が一気に増加。それでも電力会社から買った量は6月とほぼ変わりませんでした

ここでいちばん見てほしいのが7月です。家全体で使った電力は442kWhありましたが、電力会社から買ったのは95kWhだけ。残りの約8割は太陽光でまかなっています。だから請求額は5,091円で済んでいて、オール電化・夫婦2人の全国平均(月1万3,000円程度)の半分以下です。

7月分(検針6月11日〜7月10日)までは、買電量は6月の90kWhから95kWhへ5kWh増えただけ。電気代も4,894円→5,091円と約200円の差にとどまりました。冷房を使う時間帯と、太陽光がいちばん発電する時間帯が重なるからです。ただしこれは「日中は家に誰もいない」という共働きの生活が前提でした。その前提が崩れた8月に何が起きたかを、次の章で数字ごと公開します。

そして2026年7月、売電収入は9,240円でした。記事を書きはじめた当初はまだ売電の認可待ちでしたが、認可が下りて実際に入ってくるようになりました。

つまり7月は売電9,240円 - 電気代5,091円 = 約4,100円のプラス。電気を買っているのに、月末には手元にお金が残る計算です。

8月は8,171円。エアコン24時間で買電が2.4倍になった

ここからが、今回いちばんお伝えしたいところです。7月後半から日中も在宅する生活に変わり、リビングのエアコンを24時間つけっぱなしにしました。その結果が8月分(検針7月11日〜8月10日)の請求です。

  • 電気代:5,091円 → 8,171円(+3,080円)
  • 買った電力:95kWh → 226kWh(約2.4倍)
  • 1kWhあたり:53.6円 → 36.2円

ここで注目してほしいのは、買った電力が2.4倍になったのに、請求額は1.6倍で止まっていることです。基本料金は使用量にかかわらず一定なので、使うほど1kWhあたりの単価は薄まります。加えて増えた分の多くが夜間の安い時間帯に乗ったためだと考えています(我が家は時間帯別の「スマートライフL」です)。

では、太陽光を載せているのになぜ買電がこれほど増えたのか。答えはです。日中にエアコンを回すぶんには、発電した電気でそのまままかなえます。ところが24時間動かすと、発電がゼロの夜間もずっと電気を使い続けることになります。ちなみにリビングで動かしているのは霧ヶ峰のMSZ-JXV6325Sです。

夜の電気は蓄電池でまかなう設計ですが、我が家の蓄電池は4.9kWh(最小モデル)。エアコンを一晩中動かすと夜中のうちに使い切ってしまい、そこから朝までは電力会社から買うしかありません。226kWhという数字の正体はこれです。

太陽光と蓄電池の効果は「昼にどれだけ使うか」ではなく、「夜にどれだけ使うか」で決まります。日中の消費は発電でまかなえますが、夜間の消費は蓄電池の容量を超えた瞬間、すべて買電になります。

なお8月分の売電収入はまだ確定していません(9月に確定予定)。売電が8,171円を上回れば収支はプラスのまま、下回れば入居後はじめてのマイナスということになります。確定しだい、この記事に追記します。

夏の電気代は何に使われている?消費電力の内訳

スマートハイムナビでは、使った電力を空調・給湯・家電の3つに分けて見ることができます。2026年7月(29日時点)の内訳がこちらです。

用途電力量割合
空調(エアコン)218kWh49%
家電・その他182kWh41%
給湯(エコキュート)42kWh9%
スマートハイムナビの消費電力内訳(2026年7月)空調49%・給湯9%・家電41%
スマートハイムナビの実際の画面。7月は空調が218kWhで全体の49%を占めていました

夏はエアコンだけで全体の約半分。給湯(エコキュート)が9%しかないのは意外に思われるかもしれませんが、夏は湯温を上げる必要が少ないぶん電力を食いません。

つまり夏の電気代を左右するのは、ほぼエアコンということです。とはいえ前述のとおり、その空調218kWhの大半は日中の太陽光でまかなえています。だから「エアコンを我慢して電気代を下げる」より、発電している時間帯に動かすほうがずっと効果的でした。ただしこれが成り立つのは日中の消費に限った話で、夜まで動かし続けると話が変わります。

オール電化の電気代を安くする3つの工夫

設備だけでなく、使い方の工夫で電気代はさらに下がります。

我が家が実践している節電の工夫を紹介します。電気代が平均より安く抑えられているのは、設備だけでなくこうした日々の工夫も大きいと感じています。

① 日中の発電中に家電を動かす

太陽光が発電している日中は、電力会社から電気を買わずに自家消費できます。そのため、食洗機や洗濯機は予約機能を使って日中に稼働するようにしています。

スマートハイムナビで発電量を確認しながら、よく晴れている日は積極的に家電を動かすようにしています。「出かける前にタイマーをセットして、帰ったら終わってる」という使い方が共働き夫婦にはとても相性がよく、節電と時短が同時にできています。なお電気代の増減がいちばん大きいのはエアコンで、我が家の設置台数と畳数の考え方は新築エアコンは何台必要?3台にした我が家の畳数と選び方にまとめています。

② どうしても無理な時は夜間の安い時間に稼働

オール電化向けのプランは、夜間の電気代が昼間より割安に設定されています。日中に動かせないものは夜間の割引時間帯に稼働させることで、買電コストを最小限に抑えられます。

「太陽光で自家消費できる日中」を第一優先にして、「どうしても無理な場合は夜間割引を活用する」という順番で考えると、電気代を効率よく抑えることができます。

③ 蓄電池に昼間の余剰電力を貯める

太陽光で発電した電気のうち、使いきれなかった分は蓄電池に自動で貯めてくれます。夜間や曇りの日に蓄電池から使うことで、買電をさらに減らすことができます。蓄電池があることで「晴れた日に貯めて、夜や雨の日に使う」という自給自足に近いサイクルが実現できています。

日中は太陽光で自家消費、夜間は安い電力プランを活用、余剰電力は蓄電池へ——この3つを組み合わせるだけで買電を大幅に減らすことができます。工夫次第でさらに電気代を抑えられるのが、太陽光+蓄電池の大きなメリットです。

セキスイハイムの太陽光は売電でどうなる?

結論から言うと、売電が始まったら電気代は実質プラスに転じました

2026年7月分の売電収入は9,240円。同じ月の電気代が5,091円なので、差し引き約4,100円のプラスです。なお8月分の売電収入は9月に確定予定のため、確定しだいこの記事に追記します。

  • 電気代(支払い):5,091円
  • 売電収入(入金):9,240円
  • 差し引き:約+4,100円のプラス

電気代を払っているのに、売電のほうが上回って手元にお金が残る——これは家を建てる前には想像していなかった感覚です。ただし発電量は季節で大きく変わります。日照が短くなり暖房を使う冬は、売電より買電が増える月が出てくるはずなので、年間トータルで見て初めて本当の収支がわかると考えています。冬のデータが揃ったら、またこの記事に追記します。

セキスイハイムの蓄電池は何kWhを選ぶ?

蓄電池は容量によって初期費用も役割も変わります。自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。

我が家はニチコンの4.9kWh(最小モデル)を選びました。夫婦2人で日中の余剰電力を夜にまわす、という使い方であればひとまず回せています。ただエアコンを24時間動かした8月は、夜中のうちに蓄電池を使い切って買電が226kWhまで増えました。日中も家族が在宅する予定がある方や、夜通し空調を止めない生活をする方は、もう少し大きい容量を検討する価値があります。

一方で、「とにかく買電をゼロにしたい」「停電時も家全体をフルで動かしたい」という方は、大容量の蓄電池を選ぶのも一つの手です。初期費用はかかりますが、それだけ電気の自給自足率が上がり、長期的には元が取れる可能性があります。実際に4.9kWhで暮らしてみて分かった容量のリアルは、セキスイハイム蓄電池の容量は足りる?4.9kWhの本音で詳しくまとめています。

  • 4.9kWh(最小モデル):初期費用を抑えたい・少人数世帯向け
  • 大容量モデル:買電をゼロに近づけたい・消費電力が多い家庭・停電への備えを重視する方向け

どちらが正解というわけではなく、生活スタイルや優先順位によって変わります。セキスイハイムの担当者にシミュレーションしてもらうと、自分の家に合った容量がわかるので、迷ったら相談してみるのがおすすめです。

まとめ

今回は、セキスイハイムで建てた共働き夫婦として、オール電化+太陽光+蓄電池の電気代リアルデータをお伝えしました。

太陽光+蓄電池+日々の工夫を組み合わせることで、日中に家を空ける共働きの生活なら電気代は月5,000円前後に収まっていました。ただし日中も在宅してエアコンを24時間動かした8月分は8,171円。同じ設備でも、生活パターンが変われば電気代は倍近く動きます。冬のデータも揃ったら追記していきます。

  • 2026年7月分の電気代は5,091円(オール電化・夫婦2人・太陽光6.36kW+蓄電池4.9kWh)
  • 家全体で使ったのは442kWh。うち電力会社から買ったのは95kWhだけで、残りは太陽光でまかなった
  • 7月分の売電は9,240円。電気代を差し引いて約4,100円のプラス
  • 夏の消費はエアコンが約半分(218kWh・49%)。日中の発電と重なるため請求額には響きにくい
  • ただし8月分は8,171円。日中も在宅しエアコンを24時間動かしたら買電が95→226kWh(約2.4倍)
  • 増えたのは夜の消費。蓄電池4.9kWh(最小)では一晩を賄いきれず、超えた分はそのまま買電になる
  • 8月分の売電は9月に確定予定。確定しだいこの記事に追記します

冬をまたいだ年間の収支が見えたら、また実際の数字とともに追記します。新築でオール電化や太陽光パネルを検討している方の参考になれば嬉しいです。

家づくりでかかったお金という意味では、外構費もなかなかのボリュームでした。セキスイハイムに支払った外構費195万8,000円の中身は、セキスイハイム外構を外注するなら|打ち合わせ時期に注意で見積書の明細ごと公開しています。

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