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ポップインアラジンを買おうとして公式サイトを開くと、並んでいるのはX3・X2 Plus・X2 Light・X3 Laser 4Kの4モデル。価格は99,800円から249,800円まで開きがあるのに、表を見てもどれがどう違うのかがピンと来ません。
選ぶときに見るのは「部屋を暗くできるか」と「照明として何畳をカバーしたいか」「画質」の3つだけです。ここが決まれば、4モデルは自然に1つに絞れます。
我が家は新築のとき、約10畳の寝室の照明をポップインアラジン2にしました。遮光カーテンと組み合わせて使っていて、映像の明るさは700 ANSIルーメン。いちばん新しいX3とまったく同じ数字です。
この記事では、2026年9月17日時点の公式の数字と、実際に使っている側の感覚をあわせて4モデルを比べました。読み終わるころには、「新しいから」「高いから」で選んで損をすることなく、自分の部屋に合う1台を決められます。
- ポップインアラジンは「Aladdin X」になった|いまの天井モデルは4つ
- Aladdin X 現行4モデルのスペック比較表【2026年9月】
- Aladdin X3とX2 Plusの違い|新しいX3のほうが映像は暗い
- Aladdin X2 LightとX3の違い|同じ99,800円で照明が違う
- Aladdin X3 Laser 4KとX3の違い|15万円の差は何に変わるのか
- 4モデルそれぞれの特徴と、向いている人
- ポップインアラジン2からAladdin X3に買い替えるべき?
- 実機を使って分かった、スペック表に出ない3つのこと
- 天井に付けないシリーズ(Marca・Poca)との違い
- 条件で選ぶ|あなたに合うのはどれ?
- まとめ|数字より「どこで、いつ使うか」で決まる
ポップインアラジンは「Aladdin X」になった|いまの天井モデルは4つ
ポップインアラジンは、天井の照明にプロジェクターとスピーカーが一体になった家電です。普通のシーリングライトと交換するだけで設置でき、壁に大きな映像を映せます。
2022年にブランド名が「popIn Aladdin」から「Aladdin X(アラジン エックス)」に変わりました。名前が違うだけで系譜は同じです。ややこしいのですが、旧「popIn Aladdin 2 Plus」が、いまの「Aladdin X2 Plus」にあたります。
そしてポップインアラジン2(2020年発売)は、公式ストアのラインナップから外れました。楽天やAmazonにはまだ在庫が残っていることがありますが、これから買うなら基本は現行モデルから選ぶことになります。
公式サイトで確認できる天井設置モデルは、次の4つです(2026年9月17日時点)。
- Aladdin X3 Laser 4K|249,800円・4K・3色レーザー・1,600 ANSIルーメン
- Aladdin X2 Plus|109,800円・フルHD・900 ANSIルーメン
- Aladdin X3|99,800円・フルHD・700 ANSIルーメン
- Aladdin X2 Light|99,800円・フルHD・700 ANSIルーメン・公式ストアは在庫切れ(2026年9月17日時点)
X2 Lightは公式ストアでは全カラー・全セットが売り切れになっていました。ただし楽天やAmazonにはまだ在庫があり、クーポン付きで出ている店もあります。
Aladdin X 現行4モデルのスペック比較表【2026年9月】
| X3 Laser 4K | X2 Plus | X3 | X2 Light | |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 249,800円 | 109,800円 | 99,800円 | 99,800円 |
| 公式の在庫 | あり | あり | あり | 売り切れ |
| 画質(解像度) | 4K | フルHD | フルHD | フルHD |
| 映像の明るさ(ANSIルーメン) | 1,600 ANSI | 900 ANSI | 700 ANSI | 700 ANSI |
| 光源(映像を映す光のもと) | 3色レーザー | LED | LED | LED |
| 照明の明るさ(lm) | 5,500lm | 3,800lm | 3,800lm | 5,500lm |
| 照明の適用畳数 | 〜14畳 | 〜8畳 | 〜8畳 | 〜14畳 |
| スピーカー | 8W+8W | 8W+8W | 8W+8W | 8W+8W |
| ストレージ(アプリの容量) | 64GB | 32GB | 64GB | 32GB |
| Wi-Fi 6(通信規格) | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| 重さ | 4.3kg | 4.9kg | 3.7kg | 4.7kg |
※価格は2026年9月17日時点の公式ストア表示です。X2 Plusは以前129,800円でしたが、2年間保証付きで109,800円に変わっていました。セールや販売店によっても変わるので、購入前に必ずリンク先で最新の価格を確認してください。
表に出てくる言葉は、次のように読んでください。
- 映像の明るさ(ANSIルーメン):プロジェクターが壁に映す映像の明るさ。数字が大きいほど、明るい部屋でも映像が見やすくなります
- 照明の明るさ(lm=ルーメン):照明として部屋を照らす光の量。数字が大きいほど部屋が明るくなります。目安は8畳用で3,300〜4,300lm、14畳用で5,100〜6,100lmです(日本照明工業会の表示基準)
- 画質(4K/フルHD):映像のきめ細かさ。4KはフルHDの4倍の細かさで、大画面にしても粗さが目立ちにくくなります
- 光源(3色レーザー/LED):映像を映すための光のもと。3色レーザーは赤・緑・青のレーザーで映すので、明るく色の鮮やかな映像になります
映像の「ANSIルーメン」と照明の「lm」は測り方が違うので、数字どうしを比べることはできません。
Aladdin X3とX2 Plusの違い|新しいX3のほうが映像は暗い
表の「映像の明るさ」の行を見ると、後から出たX3は700 ANSIルーメン、前の世代のX2 Plusは900 ANSIルーメン。プロジェクターとしては、新しいX3のほうが暗くなっています。
しかも以前は「X2 Plusのほうが3万円高い」という関係でした。いまはX2 Plusが109,800円、X3が99,800円で、差は1万円です。映像の明るさで選ぶ理由があるなら、以前よりずっと手が届く差になっています。
一方、照明としての性能はX3もX2 Plusも同じで、明るさは3,800lm、8畳までの部屋に合う照明です。この2つで迷ったら、映像の明るさの差に1万円払うかどうかだけ考えれば足ります。
「新しいモデルほど良い」「高いモデルほど良い」で選ぶと、ここでずれます。X3が向くのは、映像の明るさより、レンズの角度調整(最大25°)やストレージ64GBといった新しさを取る人。X2 Plusが向くのは、部屋を完全には暗くできない人です。
Aladdin X2 LightとX3の違い|同じ99,800円で照明が違う
X2 LightとX3は、価格が同じ99,800円で、映像の明るさも同じ700 ANSIルーメンです。比べるポイントは、照明の明るさと、本体の中身になります。
- 照明:X2 Lightは5,500lm・〜14畳/X3は3,800lm・〜8畳
- ストレージ(アプリを入れておく容量):X2 Lightは32GB/X3は64GB
- 重さ:X2 Lightは4.7kg/X3は3.7kg(取り付けのときに天井まで持ち上げる重さ)
- 公式ストアの在庫:X2 Lightは売り切れ/X3はあり
ストレージの差は、アプリをどれだけ入れておけるかの差です。動画は配信で見るので、見た分だけ容量が減るわけではありません。NetflixやYouTubeなど、よく使う動画アプリが数個なら32GBでも困りにくいです。我が家のポップインアラジン2はストレージがさらに少なつ16GBですが、容量不足の表示が出たことはありません。動画サービスをいくつも契約してアプリを多く入れる人や、ゲームも入れたい人、何年も使う人ほど、64GBの余裕が効いてきます。アプリはアップデートのたびに少しずつ大きくなるからです。
照明の明るさがどれくらい大事かは、使う部屋で変わります。リビングで照明として使うなら、しっかり明るさがほしいところです。広いリビングのシーリングライトごと置き換えるなら、14畳まで対応するX2 Lightが向いています。X3の照明は8畳用なので、広いリビングでは暗く感じやすくなります。
寝室なら、照明の明るさはそこまで気にしなくていいと思います。我が家のポップインアラジン2は照明が8畳用(4,300lm)ですが、約10畳の寝室で使っていて、照明が暗くて困ったことはありません。ただしX3の照明は3,800lmで我が家の2より少し控えめなので、10畳を超える寝室なら明るさの口コミも確かめておくと安心です。寝室で使うなら、新しいモデルで公式ストアでも買えるX3が選びやすいです。動画アプリを多く入れたい人も、ストレージが2倍のX3が向いています。
X2 Plusと比べた場合は、映像はX2 Plusが明るく(900 vs 700 ANSIルーメン)、照明はX2 Lightが明るい(5,500 vs 3,800lm)。価格はX2 Lightが1万円安い、という関係です。
Aladdin X3 Laser 4KとX3の違い|15万円の差は何に変わるのか
現行の最上位がAladdin X3 Laser 4K(249,800円)です。同じ「X3」の名前でも、99,800円のX3とは15万円の差があります。
X3と違うのは、①画質が4K(フルHDの4倍のきめ細かさ)②映像を映す光のもと(光源)が、LEDではなく日亜化学工業製の3色レーザー ③映像の明るさ1,600 ANSIルーメン=X3の約2.3倍、の3点です。
照明もX3の3,800lm・〜8畳に対して、5,500lm・〜14畳。照明の明るさはX2 Lightと並んで、天井モデルの中でいちばん上です。暗い部分と明るい部分の差をはっきり出す力(ダイナミックコントラスト比20,000:1)も高く、レンズを上下32°まで動かして映す位置を調整できます。壁から1.77m離れれば、100インチの大画面が映せます。
プロジェクターは映像の明るさが足りないと画質の良さが出ません。4Kと1,600 ANSIルーメンがセットになっているのは理にかなっていて、「明るいリビングでテレビの代わりに使いたい」ならこのモデルしか候補がありません。逆に寝室で夜だけ使うなら、15万円ぶんの差は体感しにくいと思います。
4モデルそれぞれの特徴と、向いている人
Aladdin X3|99,800円・いちばん新しい標準モデル
2026年5月に出た最新モデルです。レンズを最大25°まで下げられるので、天井の照明の取り付け口(引掛シーリング)が部屋の端にあっても投影位置を調整しやすいのが利点です。ストレージ(アプリを入れておく容量)は64GBで、X2 PlusとX2 Light(32GB)の2倍。動画アプリをたくさん入れる人ほど、この余裕が効きます。保証は2年です。
ただし映像の明るさは700 ANSIルーメンで、1万円上のX2 Plusより下です。照明も3,800lm・〜8畳なので、寝室や個室向けです。新しさと設置の自由度に価値を感じるなら、という選び方になります。
Aladdin X2 Plus|109,800円・フルHDで映像がいちばん明るい
フルHDの3モデルの中で、映像がいちばん明るいモデルです(900 ANSIルーメン)。一方で照明の明るさは3,800lm・〜8畳とX3と同じなので、寝室や子ども部屋のような個室向けです。4モデルの中でWi-Fi 6に対応しているのは、X2 Plusだけです。家のルーターもWi-Fi 6対応なら、動画の読み込みが安定しやすくなります。
公式ストアでは2年間保証付きで109,800円。X3との差が1万円まで縮んだので、映像の明るさを優先するならフルHDではこれ一択です。
Aladdin X2 Light|99,800円・広い部屋の照明向き【公式は在庫切れ】
X3と同じ99,800円で、映像の明るさも700 ANSIルーメンで同じです。違うのは照明で、X3の3,800lm・〜8畳に対して、X2 Lightは5,500lm・〜14畳まで対応します。
「リビングの照明を置き換えたい。映像はときどき映せれば十分」という使い方なら、X3よりこちらが合います。ただし公式ストアは売り切れで、いま買えるのは楽天やAmazonに残っている在庫だけです。狙うなら早めに確認してください。
ポップインアラジン2からAladdin X3に買い替えるべき?
映像の明るさを理由に2からX3へ買い替えるなら、期待しないほうがいいです。
我が家の2もX3も、映像の明るさは同じ700 ANSIルーメンだからです。「新しいモデルにすれば昼間でも見やすくなるはず」と考えて買い替えると、映り方はほとんど変わりません。
買い替えで変わるのは、高速起動モードへの対応(スタンバイ状態からすぐ映せる。2は非対応)、ストレージ(アプリを入れる容量。16GB→64GB)、レンズを最大25°まで下げられること、2年保証の4つです。スピーカーは2もX3も8W+8Wで同じ。照明は2の4,300lmからX3は3,800lmに下がります(どちらも〜8畳)。起動の待ち時間やアプリの容量に不満がある人には意味があります。
逆に映像の明るさに不満があって買い替えるなら、X3ではなくX2 Plus(900 ANSIルーメン)か、X3 Laser 4K(1,600 ANSIルーメン)まで上げないと体感は変わりません。我が家はいまのところ、遮光カーテンで足りているので買い替えの予定はありません。
実機を使って分かった、スペック表に出ない3つのこと
我が家で使っているのはポップインアラジン2(700 ANSIルーメン)です。数字としては現行のX3・X2 Lightと同じ映像の明るさなので、「700ルーメンで足りるのか」を判断する材料としてそのまま使えます。
① 映像の明るさの差は、遮光カーテンでかなり埋まる
映像の明るさ700と900の差は、数字では約3割です。ただ遮光カーテンがあれば、700ルーメンでも十分きれいに映ります。
我が家は寝室に遮光カーテンを入れていて、白系の壁紙に70〜80インチ相当を投影しています。映画の暗いシーンでも細部まで見えますし、友人に見せたときは「これ普通のシーリングライトが映してるの?」と驚かれました。カーテン選びは新築カーテンの選び方にまとめています。
逆に昼間の明るいリビングで使いたいなら、700と900の差は出ます。その用途なら素直にX2 Plus、予算が許すならX3 Laser 4Kを選んだほうが後悔しません。部屋を暗くできるかどうかが、映像の明るさにいくら払うかの分かれ目です。
② 起動の待ち時間は、思ったほど気にならない
我が家の2は起動に約28秒かかります。数字だけ見ると遅いのですが、使ってみると気になりません。電源を入れてからカーテンを閉めたり、寝る体勢を整えているうちに映像が立ち上がります。
むしろその28秒が「今夜は何を観ようか」と選ぶ時間になっていて、映画タイムが始まる合図のようになっていました。スペック表で秒数を比べるより、自分がどう使うかを想像したほうが正確に判断できる部分です。
③ 差額を別のものに回したほうが、満足度は上がることがある
我が家が上位モデルを選ばなかったのは、価格差が大きかったからです。5,000〜1万円の差なら新しい方にしていたと思いますが、実際の差はそれ以上ありました。その差額を寝具や別の家電に回したほうが、毎日の生活で実感できる変化は大きいと考えました。
上位モデルで変わるのは映像の明るさ・起動速度・通信まわり・ストレージなどですが、我が家の使い方で差が出そうだったのは映像の明るさだけ。それも遮光カーテンで埋まりました。新しいモデルが出たかどうかより、自分の使い方で差を感じる機能かどうか。我が家はそこで決めました。
ポップインアラジン2を実際に使った詳しい感想はポップインアラジン2のデメリットと口コミに、お手入れの方法はポップインアラジン2のファン掃除・お手入れに写真つきでまとめています。
天井に付けないシリーズ(Marca・Poca)との違い
公式サイトを見ると、天井の4モデル以外にも製品が並んでいます。天井に付けるのは4モデルだけで、ほかは置き型と持ち運び型です。
- Aladdin Marca|149,800円・超短焦点(壁のすぐ近くに置いて大画面を映すタイプ)・フルHD・映像の明るさ1,000 ANSIルーメン・最大100インチ。床や棚に置くタイプで、シーリングライトとは交換しません
- Aladdin Marca Max|379,800円・超短焦点・4K・映像の明るさ2,500 ANSIルーメン・最大150インチ。シリーズ最上位の置き型
- Aladdin Poca|69,900円〜・持ち運べるポータブル型
ポップインアラジンの魅力は「照明の位置にそのまま付けられて、部屋にモノが増えない」ことです。その価値を求めているなら、比べる相手はX3・X2 Plus・X2 Light・X3 Laser 4Kの4つだけで足ります。置き場所を確保できて、より明るい映像がほしいならMarca系が候補に入ります。
条件で選ぶ|あなたに合うのはどれ?
寝室で夜だけ使う → Aladdin X3
部屋を暗くできるなら、映像の明るさは700 ANSIルーメンで足ります。照明は8畳用ですが、寝室なら明るさはそこまで気になりません(我が家は8畳用の2を約10畳の寝室で使っていて、困ったことはありません)。我が家がまさにこの使い方で、不満はありません。99,800円で保証も2年つきます。
完全には暗くできない部屋で使う → Aladdin X2 Plus
フルHDで映像がいちばん明るいのがX2 Plus(900 ANSIルーメン)です。X3との差が1万円になったので、迷ったらこちらでいいと思います。ただし照明の対応は〜8畳なので、個室向けです。
広いリビングの照明ごと置き換えたい → Aladdin X2 Light
リビングで照明として使うなら、しっかり明るさがほしいところです。照明として〜14畳に対応するのはX2 LightとX3 Laser 4Kだけです。99,800円で照明の守備範囲を取るならLightですが、公式は売り切れなので在庫を見つけられたら、という条件つきになります。
明るいリビングでテレビ代わりに使いたい → Aladdin X3 Laser 4K
明るいリビングで常用するなら、映像の明るさ1,600 ANSIルーメンと4K画質が必要になります。249,800円と高額ですが、他のモデルでは用途に届きません。
まとめ|数字より「どこで、いつ使うか」で決まる
選ぶモデルは、使う部屋の条件で決まります。
- 部屋を暗くできるなら、映像の明るさは700 ANSIルーメン(X3・X2 Light)で足りる
- 暗くできない部屋なら900 ANSIルーメン(X2 Plus)。X3との差は1万円まで縮んだ
- 明るいリビングでテレビ代わりに使うなら4Kの1,600 ANSIルーメン(X3 Laser 4K)
- 照明として広い部屋をカバーしたいならX2 Light(〜14畳)かX3 Laser 4K(〜14畳)。X3とX2 Plusは〜8畳
- 新しい=上位ではない。映像はX3よりX2 Plusのほうが明るい
我が家は寝室で700 ANSIルーメンのモデルを使っていますが、遮光カーテンとの組み合わせで十分満足しています。スペック表を見比べる前に、どの部屋で・いつ使うかを決めておくと、4モデルで迷う時間はかなり減ります。





