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「ポップインアラジンを買おうと思って調べたら、名前がAladdin Xに変わっていて種類も増えていた」——そんな状態になっていませんか。
結論から言うと、ポップインアラジン2はすでに公式ストアで扱いがなくなり、現行は4モデルになりました。しかも新しいほうが必ず上位、という並びではありません。値段が高い順に良いわけでもないので、スペック表を並べただけだと選び方を間違えます。
我が家は新築の寝室にポップインアラジン2を付けて毎晩使っています。使っている側から見ると、スペック表の数字がそのまま満足度になるわけではないとはっきり感じます。この記事では、公式サイトで確認した現行4モデルの数字を並べたうえで、実機を使って分かった「表に出ない差」まで書きます。
ポップインアラジンは「Aladdin X」になった|現行は4モデル
ポップインアラジンは、天井の照明にプロジェクターとスピーカーが一体になった家電です。普通のシーリングライトと交換するだけで設置でき、壁に大きな映像を映せます。
2022年にブランド名が「popIn Aladdin」から「Aladdin X(アラジン エックス)」に変わりました。名前が違うだけで系譜は同じです。ややこしいのですが、旧「popIn Aladdin 2 Plus」が、いまの「Aladdin X2 Plus」にあたります。
そしてポップインアラジン2(2020年発売)は、公式ストアのラインナップから外れました。楽天やAmazonにはまだ在庫が残っていることがありますが、これから買うなら基本は現行モデルから選ぶことになります。中古や型落ちを探すより、価格が近い現行モデルを見たほうが選びやすいはずです。
公式サイトで確認できる現行の天井設置モデルは次の4つです(2026年8月時点)。
- Aladdin X3 Laser 4K|249,800円・4K・3色レーザー
- Aladdin X3|99,800円・フルHD
- Aladdin X2 Plus|129,800円・フルHD・900 ANSIルーメン
- Aladdin X2 Light|99,800円・フルHD・〜14畳
現行4モデルのスペック比較【一覧表】
まず数字で並べます。公式サイトに載っている値だけを入れ、載っていない項目は推測で埋めず「記載なし」としています。
| X3 Laser 4K | X3 | X2 Plus | X2 Light | |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 249,800円 | 99,800円 | 129,800円 | 99,800円 |
| 解像度 | 4K | フルHD | フルHD | フルHD |
| 明るさ | 1,600 ANSI | 700 ANSI | 900 ANSI | 700 ANSI |
| 光源 | 3色レーザー | LED | LED | LED |
| 照明の明るさ | 5,500lm | 公式に記載なし | 3,800lm | 公式に記載なし |
| 適用畳数 | 〜14畳 | 公式に記載なし | 〜8畳 | 〜14畳 |
| スピーカー | 8W×2 Harman Kardon | Harman/Kardon | 8W×2 | 8W×2 |
※価格は2026年8月時点の公式ストア表示です。セールや販売店によって変わるので、購入前に必ずリンク先で最新の価格をご確認ください。
新しい=上位ではない|X3とX2 Plusは明るさが逆転している
この表でいちばん見てほしいのがここです。
後から出たX3(700 ANSIルーメン)より、前の世代のX2 Plus(900 ANSIルーメン)のほうが明るいのです。値段もX2 Plusのほうが3万円高い。つまりX3はX2 Plusの上位版ではなく、価格を抑えた別の選択肢という位置づけになります。
照明としての守備範囲も逆転しています。X2 Plusは〜8畳、X2 Lightは〜14畳。プロジェクターとしてはX2 Plusが上ですが、広いリビングの照明として使うならLightのほうが合うことになります。
「新しいモデルほど良い」「高いモデルほど良い」で選ぶと、ここでずれます。自分が何を優先するのかを先に決めてから表を見るのが正解です。
Aladdin X3 Laser 4K|4Kと3色レーザーで何が変わる
現行の最上位がAladdin X3 Laser 4K(249,800円)です。他の3モデルとは価格が2.5倍ちがうので、別枠で考えたほうがいいモデルです。
違いは大きく3つあります。①解像度が4K(公式は「前モデル比で解像度4倍」と表記)②光源が日亜化学工業製の3色レーザーでLEDではない ③明るさ1,600 ANSIルーメン=X2 Plusの約1.8倍。
照明としても5,500lmでシリーズ最高、対応は〜14畳です。ダイナミックコントラスト比20,000:1、レンズシフトは上下32°まで動き、1.77m離れれば100インチが映せます(投写比0.7:1)。
プロジェクターは明るさが足りないと画質の良さが出ません。4Kと1,600ルーメンがセットになっているのは理にかなっていて、「リビングでテレビの代わりに使いたい」ならこのモデルが唯一の候補になります。逆に寝室で夜だけ使うなら、この性能はオーバースペックです。
X3・X2 Plus・X2 Lightはどう違う?
Aladdin X3|99,800円・いちばん新しい標準モデル
2026年5月に出た最新モデルです。Harman/Kardon製スピーカーの360°サラウンド、レンズは最大25°まで傾けられるので、シーリングの位置が部屋の端にあっても投影位置を調整しやすいのが利点です。保証は2年。
ただし明るさは700 ANSIルーメンで、X2 Plusより下です。新しさと設置の自由度に価値を感じるならという選び方になります。
Aladdin X2 Plus|129,800円・明るさは現行フルHDで最上位
フルHDの3モデルの中では900 ANSIルーメンで最も明るいモデルです。照明の器具光束も3,800lm。ただし適用畳数は〜8畳なので、寝室や子ども部屋のような個室向けです。
価格はX3より3万円高いのですが、明るさを最優先するならフルHDではこれ一択になります。
Aladdin X2 Light|99,800円・広い部屋の照明として使える
X3と同じ99,800円ですが、性格が違います。明るさは700 ANSIルーメンでX3と同じ一方、照明としては〜14畳まで対応します。スピーカーは8W×2で16W。
「リビングの照明を置き換えたい。映像はときどき映せれば十分」という使い方なら、X3よりこちらが合います。
実機を使って分かった、スペック表に出ない3つのこと
ここからは我が家の話です。使っているのはポップインアラジン2(700 ANSIルーメン)。数字としては現行のX3・X2 Lightと同じ明るさなので、「700ルーメンで足りるのか」を判断する材料としてそのまま使えます。
① 明るさの差は、遮光カーテンでかなり埋まる
700と900の差は、カタログでは28%の差です。ただ遮光カーテンがあれば、700ルーメンでも十分きれいに映ります。
我が家は寝室に遮光カーテンを入れていて、白系の壁紙に70〜80インチ相当を投影しています。映画の暗いシーンでも細部まで見えますし、友人に見せたときは「これ普通のシーリングライトが映してるの?」と驚かれました。カーテン選びは新築カーテンの選び方|サイズ・色・機能で後悔しないコツにまとめています。
逆に昼間の明るいリビングで使いたいなら、700と900の差は出ます。その用途なら素直にX2 Plus、予算が許すならX3 Laser 4Kを選んだほうが後悔しません。部屋を暗くできるかどうかが、明るさにいくら払うかの分かれ目です。
② 起動の待ち時間は、思ったほど気にならない
我が家の2は起動に約28秒かかります。数字だけ見ると遅いのですが、実際に毎日使うと気になりません。電源を入れてからカーテンを閉めたり寝る体勢を整えているうちに映像が立ち上がります。
むしろその28秒が「今夜は何を観ようか」と選ぶ時間になっていて、映画タイムが始まる合図のようになっていました。スペック表で秒数を比べるより、自分がどう使うかを想像したほうが正確に判断できる部分です。
③ 差額を別のものに回したほうが、満足度は上がることがある
我が家が上位モデルにしなかった決め手はここでした。価格差が5,000〜1万円程度なら新しい方を選んだと思いますが、実際の差はそれ以上あります。その差額を寝具や別の家電に回したほうが、毎日の生活で実感できる変化は大きいと考えました。
上位モデルで変わるのは輝度・起動速度・通信まわり・ストレージ・音響ですが、我が家の使い方で体感できた差は輝度だけ。その輝度もカーテンで埋まりました。「新しいモデルが出たから」ではなく、自分の使い方に照らして必要な機能かを考えるのが、家電選びで失敗しないコツだと思っています。
ポップインアラジン2を実際に使った詳しい感想は、ポップインアラジン2のデメリットと口コミ|正直レビューにまとめています。お手入れの方法はポップインアラジン2のファン掃除・お手入れ|頻度と手順で写真つきで解説しました。
あなたはどれを選ぶべき?条件で選ぶ4モデル
ここまでを踏まえて、条件別にまとめます。
寝室で夜だけ使う → Aladdin X3 か X2 Light
部屋を暗くできるなら700 ANSIルーメンで足ります。我が家がまさにこの使い方で、不満はありません。設置位置を調整したいならX3、部屋が広めで照明としても使いたいならX2 Light。どちらも99,800円です。
少し明るい部屋でも映したい → Aladdin X2 Plus
フルHDでいちばん明るいのがX2 Plus(900 ANSI)。ただし照明の対応は〜8畳なので、個室向けです。
リビングでテレビ代わりに使いたい → Aladdin X3 Laser 4K
明るいリビングで常用するなら、1,600 ANSIルーメンと4Kが必要になります。249,800円と高額ですが、他のモデルでは用途に届きません。
とにかく安く試したい → 現行の99,800円モデルを検討
以前は「安く試すならポップインアラジン2」でしたが、公式では買えなくなりました。在庫品を探すより、同じ700 ANSIルーメンで保証もつくX3かX2 Lightを見るほうが確実です。
まとめ|数字より「どこで、いつ使うか」で決まる
現行4モデルを比べてきましたが、選び方はシンプルです。
- 部屋を暗くできるなら700 ANSIルーメン(X3・X2 Light)で足りる
- 明るい部屋で使うなら900 ANSI(X2 Plus)か、4Kの1,600 ANSI(X3 Laser 4K)
- 照明として広い部屋をカバーしたいならX2 Light(〜14畳)かX3 Laser 4K(〜14畳)
- 新しい=上位ではない。X3よりX2 Plusのほうが明るい
我が家は寝室で700 ANSIルーメンのモデルを使っていますが、遮光カーテンとの組み合わせで満足しています。スペック表の数字より、どの部屋で・いつ使うかを先に決めると、選ぶモデルは自然に絞れます。





