セキスイハイムの標準仕様|半分がオプションになった

注文住宅・外構

セキスイハイムの標準仕様を調べていると、たいてい次の疑問にぶつかります。「で、標準のままで足りるの?」「どこがオプションになって、いくら乗るの?」——設備の一覧を読んでも、そこは書いてありません。

我が家はセキスイハイム(鉄骨系・SPSアーバン)で建てた共働き夫婦で、2026年3月に入居して5か月目です。この記事では、設備12項目のうち、標準のままで足りたのはどこで、オプションにしたのはどこかを1つずつ出します。金額は手元の見積書と変更金額一覧表の数字そのままです。

結果は標準のまま6、オプションにしたのが6。ちょうど半々でした。

読み終わるころには、自分の家でどこがオプションになりそうか、打ち合わせで時間を使うべきなのはどこかの見当がつくはずです。オプションになった項目は水まわりと玄関に集中していて、逆に3つはそもそも選べませんでした。

もうひとつ。見積書には0円の行が2種類あります——標準だから0円なのか、オプションなのに「サービス」で0円なのか。ここを見分けないと、標準仕様そのものを読み違えます。

  • 標準のままで足りるのか、オプションにすべきか迷っている方
  • どこにいくら乗るのか、打ち合わせ前に見当をつけたい方
  • セキスイハイムの標準仕様を調べていて、実例を探している方

12項目の内訳|標準のまま6・オプション6

先に全体像です。金額はすべて2026年の契約時点・税抜。標準のままだったものは、見積書に増減の行そのものが出てきません

項目我が家はどうしたか金額
構造標準(鉄骨のユニット工法)
断熱標準(断熱等級6)
屋根標準(ステンレス折版・フラット)
床材標準のまま
キッチン本体は標準(リクシルベース)
玄関ドア標準のまま(電子錠は付けず)
外壁🔴オプション|磁器タイル外壁 全周1,095,000円
洗面化粧台🔴オプション|三面鏡から台ごと変更108,000円+48,000円
浴室🔴オプション|1721サイズ(上位シリーズへ)62,000円
トイレ🔴オプション|1階をタンクレスに手洗い82,500円
🔴オプション|トリプルガラスサービス
建具🔴オプション|引き戸を4か所サービス

この表を作って、自分でも意外だったことが3つありました。順番に書きます。

標準のままで足りた6つ|うち3つは、そもそも選べません

構造・断熱・屋根は検討すらしていない

まず3つ。ユニット工法は工場で箱を作るので、構造躯体まわりのグレードは基本的に動かせません。断熱等級6も、ステンレスのフラット屋根も、標準のまま受け取る前提でした。

つまり12項目のうち3つは、悩む必要がありません。一覧を頭から順に検討すると、動かせない項目にも時間を使ってしまいます。打ち合わせで考えるべきなのは残りの9項目です。

床材・キッチン本体・玄関ドアは標準のままにした

床材は標準の中から選びました。標準の床材を選んでも、それは自分で選んだものですが差額はゼロ。だから見積書には1行も出てきません。

キッチンもリクシルベースの標準です。オプションにしたのは、この4つだけでした。

  • 吊り戸棚を追加 52,000円
  • 下段のフリー収納900 43,000円
  • コンセントの現地取付 12,000円
  • 水栓の形(グースネックへ) サービス

つまり動かしたのは収納と水栓まわりだけで、本体そのものは標準のままです。

玄関ドアも標準で、電子錠は付けませんでした。あとから後付けできるものがあると知っていたので、いま払う必要はないと判断しています。住んでみて不便を感じたことはありません。

オプションにした6つ|実額をそのまま出します

外壁|磁器タイルで1,095,000円

標準はレリーフ外壁で、我が家は磁器タイルに変更しました。全周のアップ費用で1,095,000円(延床36.48坪)。建物本体側のオプションとしては、これが我が家で最大でした。

気をつけたいのは、外壁はインテリアの見積書には出てこないことです。決める時期も早く、しかも住んでから変えるという選択肢がありません。金額の大きさ・決める時期の早さ・やり直しのきかなさが三拍子そろっているのに、我が家がいちばん時間をかけなかったのがここでした。

洗面化粧台|標準は「三面鏡」でした

見積書の表記が、そのまま経緯を語っていました。

三面鏡 リクシルLC洗面 → 洗面・カウンター(一体型)UP分 パナソニック 108,000円

標準は三面鏡タイプで、そこから台ごとパナソニックのシーラインに入れ替えています。

さらに一面鏡へのアップ分が48,000円(材料・現地取付工事を含む)。鏡はシーラインのサイズに合わせて160×60cmでオーダーしました。ここで大きな後悔もしています——詳しくはセキスイハイムの洗面台は変えられる?実額と後悔に書きました。

浴室|サイズを上げるとシリーズごと上がります

浴室は最大の1721にしました。ただ、サイズだけの話ではありませんでした。

標準側のシリーズでは、浴室の扉が折れ戸しか選べません。我が家は開き戸にしたかったので、それも理由のひとつとして上位のアドバンスシリーズに変更しています。

つまりサイズを上げるとシリーズごと上のグレードになり、扉の種類も一緒に決まるということです。サイズだけを見て比べていると、ここは見落とします。浴室まわりの増減はこうなりました。

  • 1721サイズへ 62,000円
  • アップダウンシャワーヘッド 33,000円
  • ダウンライト 16,000円
  • 手すりを2本減らす −16,000円

サイズの選び方と住んでからの感想はセキスイハイムのお風呂は標準で十分?1721にした本音にまとめました。

トイレ|1台は必ず標準を入れることになります

これは知らない方が多いと思います。1階と2階にトイレを設ける場合、最低1台はセキスイハイム標準のトイレを採用することになります。2台目以降で他メーカーを選べる、という仕組みです。

我が家は2階を標準のまま(TOTOベース・タンクあり)、1階だけリクシルのタンクレスにしました。そして見積書を見ると、タンクレストイレ本体はサービスで、サイド手洗いの82,500円だけが乗っています。「タンクレスにすると高い」というイメージがありますが、我が家の見積書ではそうなっていませんでした。

つまり「2か所とも同じにしなくていい」というより、そもそも全部を好きにはできない。であれば、どちらに寄せるかを先に決めたほうが早いです。

窓と建具|金額は乗りませんでした

窓は標準のペアガラスからトリプルガラスに、建具は標準の開き戸から引き戸を4か所(リビングと階段のあいだ・洗面所・脱衣室・書斎)に変更しています。どちらもオプションですが、金額欄は「サービス」でゼロ円でした。

意外だった①|オプション6つのうち3つは「サービス」でゼロ円

見積書には、金額欄に「サービス」と書かれた行がいくつもありました。我が家の場合、標準から変えたのに1円も払っていないものがこれだけあります。

サービスになったもの本来なら
窓のトリプルガラス標準はペアガラス。断熱グレードそのもの
引き戸4か所標準は開き戸
タンクレストイレ(本体)1階に採用。※サイド手洗いは82,500円
キッチンの水栓の形標準はハンドシャワー水栓
玄関ホールの壁補強+地盤改良工事費用契約後の調査で必要と判定された工事
子供部屋の壁/和室・脱衣室の収納いずれも造作
室内物干し2か所(各9,000円)/バルコニーのガラスUP(17,000円)足したぶんが同額で相殺されている
面積変更0.61坪ぶん 427,000円紹介1件が条件のサービス

金額が分かるものだけ足しても462,000円。とくに窓のトリプルガラスは、住み心地に直結する断熱グレードそのものです。それがゼロ円で動いたのは、正直こちらも驚きました。

⚠️ただし自動的にそうなるものではありません。打ち合わせを重ねる中で調整してもらった結果なので、最初から当てにして予算を組むのは危険です。

意外だった②|いちばん高かったのは外壁でした

金額を並べると、突出しているのが外壁の磁器タイル、全周で1,095,000円です。

比べてほしいのが、インテリアの打ち合わせで動かした39項目。足したのがプラス679,700円、削ったのがマイナス390,700円、差し引き289,000円(税抜)でした。

つまりインテリアで足し引きした全部の合計より、外壁ひとつのほうが3.8倍大きいのです。打ち合わせの時間は圧倒的にインテリアに使ったのに、金額のインパクトは外壁1行に負けていました。

外壁を選ぶのは早い段階で、しかも一度きり。やり直しがきかないうえに金額も大きいので、ここに時間を使わなかったのは反省点です。39項目の全内訳はセキスイハイム オプション費用|インテリア133万の全内訳に、建物の総額と値引きはセキスイハイムの値引き474万|総額と坪単価を全公開に出しています。

意外だった③|後悔しているのは、標準のままにしたほうでした

食洗機は浅型のまま

我が家の食洗機は浅型です。深型に変えていないので、見積書に金額は出ていません。少人数で食器だけ任せるなら回りますが、しっかり料理をする日は入りきらず、手洗いと併用することになります。

つらいのはあとから入れ替えるのが簡単ではないことです。幅は同じでも庫内の高さが違うので、キャビネットの作り替えが必要になります。食洗機の深型・浅型を比較|浅型で後悔した点と選び方に詳しく書きました。

人感センサースイッチは5か所だけ

人感センサースイッチは1か所12,400円。玄関・土間収納・玄関外・トイレ2か所の5か所に絞りましたが、住んでみると絞りすぎたと感じています。とくに洗面所は、我が家でいちばん消し忘れが多い場所でした。人感センサーのおすすめ場所は?つけずに後悔した3か所にまとめています。

お金をかけた6つではなく、標準のままにしたほうで後悔している——これが12項目を振り返っていちばん強く思うことです。

迷ったときの判断軸は「あとから足せるかどうか」

標準のままにしたものとオプションにしたものの分かれ目は、値段ではありませんでした。あとから足せるかどうかです。

玄関の電子錠は後付けできるので見送りました。反対に、人感センサースイッチはあとから付けると配線工事。食洗機も、浅型から深型への入れ替えはキャビネットごと。外壁と窓にいたっては、住んでからやり直すという選択肢がそもそもありません。

  • 構造・断熱・屋根は選べない=検討時間を使わなくていい
  • やり直せないもの(外壁・窓・食洗機の深さ・センサー配線)=ここに時間を使う
  • あとから足せるもの(電子錠など)=標準のままでいい
  • 同じ設備が2か所あるなら片方に寄せる(トイレは1台が標準固定)

見積書の読み方|0円の行は2種類あります

打ち合わせ中に「これは標準ですか?」と聞くより、確実な方法があります。金額が入っている行がオプションで、空欄や0円の行が標準仕様です。

見積書を読むときの落とし穴

①見積書は1枚ではない
インテリアの書類だけを見ていると、外壁や窓のように建物本体側で動いたものが抜け落ちます。

②0円の行は2種類ある
「標準だから0円」なのか「オプションだけどサービスで0円」なのか、金額欄では見分けがつきません。我が家は窓も引き戸も後者でした。

ちなみに我が家は蓄電池も最小の4.9kWhのままです。蓄電池についてはセキスイハイム蓄電池の容量は足りる?4.9kWhの本音に書きました。

まとめ|12項目のうち、オプションにしたのは6つでした

我が家の場合
標準のまま(6)構造・断熱等級6・屋根・床材・キッチン本体・玄関ドア
オプションで払った(3)外壁タイル1,095,000円/洗面台156,000円/浴室62,000円ほか
オプションだがサービス(3)窓トリプルガラス/引き戸4か所/タンクレストイレ本体
インテリア39項目+679,700円 − 390,700円 = 289,000円(税抜)
後悔浅型食洗機を標準のままにした/人感センサーを5か所に絞った

標準仕様の一覧を眺めていたときは、自分の家がどこまで標準で収まるのか見当もつきませんでした。12項目を並べてみると、3つはそもそも選べず、3つは標準で足り、3つは払ってオプションにし、3つはサービスで変わっていたという結果でした。

数字は我が家の一例です。商品タイプも販売会社も契約時期も違えば結果は変わりますが、「毎日さわる場所と外まわりにお金が乗る」「収納は後から削れる」という動き方は共通していると思います。

我が家がセキスイハイムで建ててから住むまでの記録はセキスイハイムで建てた我が家の全記録にまとめています。

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