インテリアの打ち合わせで標準の洗面台を見せられて、「これでいいのかな」と引っかかっていませんか。かといって、そもそも台ごと変えられるのか、変えたらいくら上がるのかも分かりません。カタログには「オリジナル製品が標準です」としか書いていないからです。
結論からお伝えすると、洗面台は台ごと別のメーカーに変えられます。我が家の標準は三面鏡のリクシルLC洗面でしたが、パナソニックのシーラインに入れ替えました。かかったのは156,000円です。
我が家はセキスイハイム(鉄骨系のSPSアーバン)で建てた共働き夫婦で、2026年3月に入居して5か月目です。この記事の金額は、すべて手元の見積書と変更金額一覧表の数字そのまま。カタログではなく、実際に払った書類から書いています。
読み終わるころには、標準がどんなもので、変えるといくら乗るのかの見当がつくはずです。そしてもうひとつ。我が家は1円もかからない指定を忘れて、直せない後悔をしています。金額を検討する前に、そこだけは先に知っておいてください。
- 標準の洗面台を見せられて「これでいいのかな」と迷っている方
- 洗面台を台ごと変えられるのか、いくら上がるのか知りたい方
- 打ち合わせで見落としがちなポイントを先に押さえておきたい方
結論|台ごと変えられます。我が家は156,000円でした
| 我が家の場合 | 金額 | |
|---|---|---|
| 標準だったもの | リクシルLC洗面(三面鏡) | 0円 |
| 変えたもの | 台ごとパナソニック シーラインへ(一体型カウンター) | 108,000円 |
| 変えたもの | 一面鏡に(160×60cmでオーダー) | 48,000円 |
| 合計 | — | 156,000円 |
| 後悔 | 鏡の高さを指定し忘れた | 直せず断念 |
金額としては、家一軒の中では大きいほうではありません。ただいま困っているのは、お金をかけなかったところではなく、決め忘れたところです。そこは最後に書きます。
そもそも「台ごと変える」というのは、セキスイハイムのオリジナル洗面台をやめて、メーカーの製品をそのまま入れるということです。我が家はパナソニックのシーラインにしました。ここまでできると知らずに、標準の中だけで選ぼうとしている方は多いと思います。
セキスイハイムの標準の洗面台は「三面鏡」でした
まず、標準がどんなものかから書きます。ここが分からないと、変えるかどうかの判断ができません。
セキスイハイムの洗面化粧台はオリジナル製品が標準で、3種類から選ぶ形になっています。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| PC洗面 | 三面鏡。水栓が下向きで汚れがつきにくく、収納の種類が豊富 |
| LC洗面 | 三面鏡または一面鏡を選べる。水栓の根元に水がたまらず掃除しやすい |
| SC洗面 | 一面鏡。水栓が下向きで汚れがつきにくい |
水栓はハンドシャワー混合水栓が標準で、自動水栓はオプションです。
我が家の標準はリクシルのLC洗面、三面鏡タイプでした。よくある「鏡を開けると中が収納になっている」あのタイプです。悪いものではありません。むしろ収納は三面鏡のほうが確実に多い。
それでも我が家は台ごとパナソニックのシーラインに入れ替えました。カウンターと鏡を「上げた」のではなく、洗面台そのものを標準の外に出したという判断です。
ひとつ前提を書いておくと、セキスイハイムの標準は商品タイプ・販売会社・契約した時期によって変わります。我が家は2026年契約・鉄骨系のSPSアーバン・栃木の一例です。標準とオプションの線引きをどう読むかはセキスイハイムの標準仕様|半分がオプションになったにまとめました。
洗面台で動かしたお金|見積書の2行をそのまま出します
一体型カウンターへの変更|108,000円
見積書の表記が、そのまま経緯を語っていました。
三面鏡 リクシルLC洗面 → 洗面・カウンター(一体型)UP分 パナソニック 108,000円
標準の三面鏡タイプから、パナソニックの一体型カウンターに置き換えた差額です。
一体型カウンターというのは、洗面ボウルとカウンターに継ぎ目がない形のこと。我が家は洗面ボウルの右側にフラットな天板がそのまま伸びていて、そこが物を置く場所になっています。継ぎ目がないぶん、水が溜まる溝がありません。

あとから内訳を並べて気づいたのですが、金額が大きかったのは玄関まわりと水まわりに集中していました。玄関ステップのタイルデッキが136,000円で、次がこの洗面カウンター。毎日さわる場所ほど、打ち合わせの場で上を選んでしまいます。39項目の全内訳はセキスイハイム オプション費用|インテリア133万の全内訳に出しています。
一面鏡へのアップ|48,000円
見積書では「第1面鏡 UP分(材料・現地取付工事含む)」で48,000円。取り付け工事もこの中に入っています。ハウスメーカーにお願いして、シーラインのサイズに合わせて160×60cmでオーダーしてもらいました。
三面鏡をやめて一面鏡にした理由は、実用でした。共働きで出勤時間がほぼ同じなので、朝の洗面台は2人で使います。三面鏡の幅だと1人しか立てませんが、160cmあれば横に並んで同時に身支度ができます。毎朝ここで詰まらずに済んでいるので、48,000円は納得しています。
引き換えに鏡の裏の収納はなくなりました。三面鏡なら鏡を開けた中に歯ブラシや化粧品をしまえますが、一面鏡にはそれがありません。収納を取るか、幅を取るか。ここは家族の朝の使い方で決まると思います。
幅をどう決めるかも補足しておきます。我が家は160cmで、大人2人が肩を並べて立ってちょうどいい幅でした。朝の身支度が重なる家なら、鏡の幅は先に決めておく価値があります。逆に1人ずつしか使わないなら、ここにお金をかける理由はありません。
もうひとつ、大きい鏡には維持の手間もあります。水垢と曇りは面積のぶんだけ増えるので、掃除の実際は新築洗面台の鏡が曇る!掃除と防止策を実践した話に書きました。
台ごと変えると、値引きは効きません
金額の話でもうひとつ。打ち合わせのとき、営業の方に「ここは値引きできません」とはっきり言われました。
理由は、標準のオリジナル品をやめて、メーカーの製品をそのまま入れることになるからです。セキスイハイムのオリジナル洗面台なら価格の調整余地がありますが、パナソニックのシーラインを入れるとメーカーの品物なので、そこから引くことはできない、という説明でした。
実際、同じインテリアの見積書でも、書類によって値引き率はまるで違いました。
| 書類 | 値引き率 |
|---|---|
| 照明 | 28.6% |
| カーテン | 24.0% |
| 変更・追加オプション(洗面台はここ) | 0.2% |
洗面台が入っているのは一番下の「変更・追加オプション」です。しかもこの0.2%は、端数を切っただけの調整でした。
ここから言えるのは、「洗面台を値引きで安くしよう」と粘っても意味がないということです。予算を削りたいなら、総額が大きくて値引きも入る照明やカーテンを見直すほうが早い。洗面台は「入れるか、入れないか」の判断だけだと思っておくと、打ち合わせが早く進みます。
金額より先に確認してほしい|鏡の「高さ」は誰も聞いてくれません
ここから先は、1円もかからないのに、あとから取り返しがつかない話です。金額を検討するより先に、これだけは確認しておいてください。
我が家は鏡の取り付け高さを指定し忘れました。気づいたのは打ち合わせ中ではなく、取り付け完了の連絡が来たときです。
直せないか聞いてみたのですが、壁紙を剥がさないと直せないとのことで断念しました。サイズはあれだけ考えて160×60cmでオーダーしたのに、「どの高さに付けるか」は一度も話題に出なかったのです。
打ち合わせでは「何を選ぶか」に時間を使います。カタログを見て、ショールームに行って、サイズを決めて。
でも選んだあとの「どこに、どの高さで付けるか」は、自分から聞かないと決まりません。図面には位置は載りますが、高さは意識しないと出てこないからです。
我が家が住んでから気づいた後悔は、ほとんどが「図面では問題なさそうに見えたのに、実物や実生活で違った」というパターンでした。コンセントの高さも同じです。ほかの後悔もまとめてセキスイハイムで後悔したこと|住んで5か月の本音に書いています。
大きい鏡と一体型カウンターは、掃除の手間も一緒に増える
上げてよかったと書きましたが、フェアに書いておきたいこともあります。面積が増えれば、その分だけ汚れる面積も増えます。
洗面台は水アカと石けんの飛び跳ねが集まる場所
洗面台は歯磨き粉や石けんの飛び跳ね、水アカが溜まりやすい場所です。とくに蛇口まわりと洗面ボウルの縁が汚れやすく、コーティングをしていないと数か月で白いウロコ状の汚れが目立ってきます。
我が家は撥水コーティングで対応しています。市販の撥水スプレーなら1本1,000〜2,000円ほどで、効果は1〜2週間程度。スプレーするときはボウル全体と蛇口まわりをセットでやるのがコツでした。やり方と実際の持ちは新築水回りの撥水コーティング|自分でやってみた結果に書いています。
コーキングのすき間は、入居前にふさぐのがいちばんラク
もうひとつが、洗面台まわりのコーキング部分です。ここは埃が張り付きやすく、あとから掃除しようとするとかなりのストレスになります。我が家は100円ショップの防カビマスキングテープを洗面まわりに貼り、洗面台の下も同じように対策しました。
汚れがついてからだと密着が悪くなるので、やるなら入居前のきれいな状態がいちばんです。まとめて新築入居前にやること【防汚・防カビ・防キズまとめ】に書きました。
洗面台を決める前に確認しておきたいこと
洗面台を決めるのは契約したあとです。設備の選定はほとんどが契約後の打ち合わせで進むので、可能なら現物を見て「自分の身長でどう見えるか」まで確認しておくと安心です。
そしてこの時期、実はもうひとつ動き出すものがあります。外構です。洗面台や照明に気を取られていると、「まだ先の話」と思っているうちに選ぶ余地がなくなります。我が家はそれで外部の業者に頼めませんでした(→ セキスイハイム外構を外注するなら|打ち合わせ時期に注意)。
打ち合わせ前のチェックリスト
我が家の反省をふまえて、打ち合わせの前に押さえておきたいことを並べます。
| 確認すること | なぜ |
|---|---|
| 鏡の高さを誰が決めるのか | サイズは話題になるが高さは出てこない。あとから直すと壁紙を剥がすことになる |
| 朝、何人で同時に使うか | 2人なら鏡幅がそのまま朝の詰まりに直結する |
| 鏡裏の収納がなくても足りるか | 三面鏡をやめると収納が減る。どこにしまうかを先に決めておく |
| 台ごと変えるかどうか | 値引きは効かないので、金額を動かせるのはこの判断だけ |
| コーキングと撥水コーティング | 入居前のきれいな状態でやるといちばん効く |
- 鏡はサイズだけでなく高さを自分から確認する
- 朝に2人で使うなら鏡幅は投資する価値がある(我が家は160×60cmで48,000円)
- 三面鏡をやめるなら鏡裏の収納が消えることも計算に入れる
- 台ごと変えると値引きは効かない。削るなら照明・カーテンから
まとめ|洗面台は金額より「決め忘れ」で差がつく
| 我が家の場合 | |
|---|---|
| 標準だったもの | リクシルLC洗面(三面鏡) |
| 変えたもの | パナソニック シーライン(台ごと変更) |
| かかった額 | 一体型カウンター108,000円+一面鏡48,000円=156,000円 |
| 値引き | 効かない(メーカー品になるため) |
| 後悔 | 鏡の高さを指定し忘れた(壁紙を剥がさないと直せず断念) |
洗面台は台ごと変えられます。ただし値引きは効かないので、動かせるのは「入れるか入れないか」の判断だけ。我が家は156,000円でした。
ただし、標準のままでも困らない家はたくさんあります。我が家は朝の身支度が重なるので鏡の幅を取りましたが、そこが重ならない家なら、三面鏡の収納があるほうが日々は効きます。
そのうえで、いちばん伝えたいのはここです。お金をかけたところではなく、1円もかからない指定を忘れたところで後悔しています。鏡の高さは、聞けばその場で決まったはずのことでした。
カタログを見ていると「どれを選ぶか」に意識が向きますが、選んだあとの高さ・位置のほうが、住んでからの満足度に効きます。これから打ち合わせに入る方の材料になればうれしいです。
我が家がセキスイハイムで建ててから住むまでの記録はセキスイハイムで建てた我が家の全記録にまとめています。

