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5万円前後するホットクック。「材料を入れてボタンを押すだけ」と聞いても、買ったあと本当に使い続けるのか、洗い物が増えないか、大人2人で2.4Lは大きすぎないか。新型のKN-HW24Kが出た今は、型落ちのKN-HW24Hを選んでいいのかも迷うところです。
我が家は共働きの夫婦2人。ヘルシオ ホットクック KN-HW24H(2.4L)を買って、いまは2日に1回ほどまとめて作り置きをしています。献立はメニュー集とアプリから選ぶだけで、手で洗うのは内鍋だけ。平日の夜にキッチンに立つ時間が短くなり、自分の時間や夫婦の時間が増えました。
実際に作っている7品と味、新型との違い、容量の選び方、デメリットまで読めば、買うかどうか、買うならどれにするかが決められます。
この記事で分かること
・KN-HW24Hを買ってよかった4つのポイント(炒め物・献立・取っ手・洗い物)
・新型KN-HW24Kが出た今、型落ちのHW24Hを選ぶのはアリか
・大人2人でも2.4Lを選んだ理由と、1回で作れる量
・実際に作っている7品と、味の正直なところ
・冷凍のまま調理・予約調理の使い方と、向いていない人
結論|平日の夜と献立の悩みを、作り置きでまとめて減らせた
我が家は2日に1回ほど、まとめて作っています。おでんや手羽元のさっぱり煮なら1回で6食分ほど、夫婦2人で3日分です。作らない日は温めるだけ、作る日もボタンを押せばキッチンを離れられます。
献立も、付属のメニュー集やアプリから選ぶだけで決まります。
アプリを見て食料の買い物をして、材料を切って入れてボタンを押すだけで済みます。

献立を考えて買い物することもなくなり、キッチンに立つ時間も短くなり、自分の時間や夫婦の時間も増えました。

KN-HW24Hを買ってよかった4つのポイント
①炒め物まで任せられる|調理時間は従来機より最大約30%短縮
煮込み料理のイメージが強いホットクックですが、KN-HW24Hは炒め物にも強くなりました。かきまぜ用モーターの力を活かして、食材が固いうちから混ぜ始められる構造になったためです。シャープの発表では、「麻婆なす」や「回鍋肉」の調理時間が従来機より最大約30%短くなっています。
2人分の炒め物や煮物が10〜15分でできる「パパッとおかず」も30メニュー加わりました。時間のある日は煮込みを任せ、時間のない日は短いメニューを選ぶ、という使い分けができます。
②献立を考えなくていい|172メニューの手順どおりに入れるだけ
掲載メニューは172(自動161・手動11)です。付属のメニュー集に材料と手順が載っていて、無線LANにつなげばアプリからメニューを増やせます。
我が家は別売アクセサリーもレシピ本も買っていません。メニュー集とアプリから作りたいものを選び、書いてあるとおりに材料を入れるだけです。「今日は何を作ろう」と考える時間が、ぐっと減りました。
③取っ手つきの内鍋で、安心して持ち上げられる
おでんのように具材と汁でずっしり重くなる料理でも、内鍋の取っ手を両手でつかんで持ち上げられます。出来立てでもミトンなども必要なく持ち上げられます。

④洗い物は手洗い1点だけ|内鍋以外は食洗機に入れられる
「部品が多くて洗い物が増える」という口コミはよく見かけますし、部品が多いのは本当です。
使うたびに洗うのは、内鍋・内ぶた・まぜ技ユニット・つゆ受けの4点。蒸しトレイを使った日はそれも加わります。

そして食洗機については、KN-HW24Hの取扱説明書に次のとおり書かれています。
内鍋以外の部品は使えますが、食器洗い乾燥機・食器乾燥器の取扱説明書をよくお読みになってからお使いください。内鍋は、食器洗い乾燥機・食器乾燥器で洗わないでください。
シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW24H/KN-HW16H お手入れ」より
我が家もこのとおり、内鍋だけ手洗い、それ以外は食洗機で回しています。まぜ技ユニットは分解できるので、細かい部分に汚れが残りません。

つまり「洗い物が増える」のは本当ですが、手で洗うのは実質1点です。食洗機がある家なら、フライパンと鍋を何個も使って作った日より、むしろ片付けは軽くなります。我が家は浅型の食洗機ですが、部品はきちんと収まりました。
新型KN-HW24Kが出た今、HW24Hを買うのはアリか
2026年7月にシャープが新型のKN-HW24K/KN-HW16Kを発表したため、KN-HW24Hはすでに型落ちです。
ただ、公式サイトの仕様を突き合わせると、両者の差はそれほど大きくありません。
| 項目 | KN-HW24K(現行) | KN-HW24H(型落ち) |
|---|---|---|
| 調理容量/満水容量 | 2.4L/4.7L | 2.4L/4.7L |
| 外形寸法・質量 | 345×305×256mm・約6.0kg | 345×305×256mm・約6.0kg |
| 定格消費電力 | 800W | 800W |
| 最大予約設定時間 | 15時間(ごはん類12時間) | 15時間(ごはん類12時間) |
| 掲載メニュー数 | 197(自動186) | 172(自動161) |
| 付属トレー | もっとトレー(2段調理) | 蒸しトレイ |
| スマホ連携 | 無線LAN+生成AI「クックトーク」 | 無線LAN |
本体の大きさ・容量・消費電力・予約時間は完全に同じで、違いはメニュー数(+25)と付属トレー、そして生成AIによる相談機能です。この3つにお金を払う価値があるかどうかで決まります。

ホットクックは「毎日の定番おかずを任せる道具」なので、172メニューを使い切れない現実のほうが先に来ます。実際、我が家の食卓に繰り返し登場しているのは7品ほどです。それなら、使わない機能のぶんまで払うより、HW24Hで十分だと判断しました。
もちろん、2段調理を毎回使いたい人や、AIに献立を相談したい人は新型KN-HW24Kを選ぶ価値があります。
型落ちのモデルは、新型が店頭に並ぶと在庫を整理する方向に動きます。ただ、流通している在庫がなくなればそこで終わりで、選べる色が片方しか残っていないこともあります。「HW24Hでいい」と決まっているなら、待つほど得になるとは限りません。
2.4L(KN-HW24H)と1.6L(KN-HW16H)どちらを選ぶか
もうひとつの分岐が容量です。仕様上の違いを並べます。
| 項目 | KN-HW24H(2.4L) | KN-HW16H(1.6L) |
|---|---|---|
| 量の目安 | 2〜6人分 | 2〜4人分 |
| 外形寸法 | 345×305×256mm | 330×282×240mm |
| 質量 | 約6.0kg | 約5.2kg |
| 定格消費電力 | 800W | 600W |
| 別売「もっとクック」 | 対応 | 非対応 |
我が家は大人2人ですが、作り置きをしたかったので2.4Lにしました。1回分だけ作るなら1.6Lで足りますが、1回で3日分を作ってしまいたいなら容量が要ります。
幅の差は15mm、高さの差は16mm。数字では小さく見えますが、棚の高さや奥行きによっては、この差で置けるかどうかが変わります。2.4Lを検討している人は、置き場所の幅・奥行き・高さを先に測ってから購入すると安心です。
迷いが「ホットクックにするかどうか」の段階にある方は、他社の自動調理鍋と比べた記事も書いています。→ ホットクック・オートクッカー・シェフドラム比較|選び方
実際に作っている7品と、味の正直なところ
我が家で定番になっているのは、次の7品です。
- 肉じゃが
- クリームシチュー
- おでん
- 手羽元のさっぱり煮
- 照り焼きチキン
- ロールキャベツ
- 無水カレー
なかでも煮込み料理は、鍋で作るのと比べて手間の差が大きいと感じます。手羽元のさっぱり煮は骨から身がほろりと外れる状態まで煮えていて、鍋で同じことをやろうとしたら火加減を見ながら1時間はキッチンに立つことになります。おでんも大根に味が入っていて、翌日にはさらに染みていました。

下の無水カレーも、材料を切って内鍋に入れ、ボタンを押しただけです。炒める工程も、火加減を見る時間もありません。6〜7人前を一回で作れます。

味については、全体的に見れば「特別においしい」というより「失敗しない」という表現が近いです。しかし、お肉は、自分で調理するよりホロホロで柔らかくて美味しいです。

特に上の7つのレシピはとても美味しいと思ったものでおすすめです。
メニューを選んで材料を入れれば、火加減も混ぜるタイミングも機械が決めてくれるので、料理に慣れていない人が作っても味がぶれないのも嬉しいポイントです。
冷凍のままボタンを押すだけ|下ごしらえ冷凍がいちばん効きました
使ってみて、いちばん「これは便利だ」と感じたのが冷凍した食材からそのまま調理できることです。シャープの公式サイトでも、KN-HW24Hの特長として「冷凍した肉や魚も解凍不要で調理」と明記されています。
我が家のロールキャベツと照り焼きチキンは、この使い方で作りました。時間のある休日に材料を切って味付けまで済ませ、保存袋で冷凍しておきます。平日は凍ったまま内鍋に入れて、メニューを選んでボタンを押すだけ。朝に解凍を忘れて「今日どうしよう」となる、あの敗北感がなくなりました。
作り置きというと「調理済みのおかずを保存する」イメージが強いですが、我が家では下ごしらえまでを冷凍しておくほうが結果的にラクでした。できたてが出てくるうえ、冷蔵庫で何日経ったかを気にしなくて済みます。
予約調理は想像以上に便利|アプリで時間を変えられます
予約調理は、おでんとクリームシチューで使いました。KN-HW24Hの最大予約設定時間は15時間(ごはん類は12時間)です。
無線LANにつないでおいて助かったのが、外出先で帰りが遅くなりそうなときです。アプリから予約時間を後ろにずらせます。「もう出来上がっているのに家に誰もいない」という状態を、スマホを触るだけで回避できます。
朝に材料を入れてボタンを押し、帰宅したら温かいおかずができている。帰宅してすぐキッチンに立たなくていいだけで、夜の時間に余裕が生まれます。
使って感じたデメリットと、向いていない人
我が家ではいまのところ「失敗だった」と感じた点はありません。ただ、買う前に知っておいたほうがいい弱点はあります。
- とにかく場所を取る:幅345×奥行305×高さ256mm・約6.0kg
- 内鍋は食洗機に入れられない:手洗いが1点残ります
- 「早い」道具ではない:短縮されたとはいえ煮込みは相応に時間がかかります。速いのではなく、その間キッチンに立たなくていいという道具です
- 1〜2人分を毎回作るなら2.4Lは過剰:作り置きをしないなら1.6Lで十分です
キッチンに常設スペースを作れない人、作り置きをしない人、料理そのものが趣味で火加減を自分で決めたい人には向いていません。反対に、平日の夜に手を動かす余裕がなく、休日にまとめて仕込んでおきたい共働き家庭には、手間がはっきり減る家電です。
まとめ|「作り置きをしたい共働き」ならKN-HW24Hで正解でした
- KN-HW24Hを選ぶ理由は、炒め物の調理時間が最大約30%短縮された点と、172メニューという幅、そして炊飯メニューが9つに増えた点
- 旧型KN-HW24Gで十分な人は、煮物・カレー・スープが中心で炒め物はフライパンで作る人
- 新型KN-HW24Kとの差はメニュー数(172→197)・付属トレー・生成AIのみ。本体サイズも容量も予約時間も同じなので、価格差しだいで型落ちのHW24Hは十分に狙えます。値段が下がっている今は買いやすい時期ですが、在庫がなくなれば選べなくなります
- 2.4Lを選ぶ基準は人数ではなく「作り置きをするかどうか」。我が家は大人2人でも1回6食分を作っています
- 置き場所は先に決める。カップボードの上に、幅40cm・奥行35cm・上方向の余白を確保しておけば安心です
- 洗い物は手洗い1点(内鍋)。他は食洗機に入れられます
ホットクックを入れて変わったのは、「夕方までに献立を決めなければ」という毎日のプレッシャーが消えたことでした。冷凍しておいた材料を入れてボタンを押せば、帰宅したときにはおかずができている。そのぶんの時間と気力が、そのまま生活の余裕になります。
※本文中の仕様・数値はシャープ公式サイトおよびニュースリリース(2024年7月23日)、取扱説明書の記載に基づきます。価格は変動しますので、最新の販売価格は各販売ページでご確認ください。

