「ウォークインクローゼットって、実際に住んでみたら後悔しないのかな?」 新築の間取りを考えていると、誰もが一度は気になるポイントですよね。 結論からお伝えすると、我が家がウォークインクローゼットで後悔したのは、たった1つだけです。しかもそれは、事前にしっかり決めておけば防げたことでした。 我が家はセキスイハイムで注文住宅を建てた共働き夫婦。約2.7畳のウォークインクローゼットを毎日使ってきて分かった「リアルな後悔」と「正解だったこと」を、包み隠さずお話しします。 この記事は、こんな方に読んでほしい内容です。
- 新築でウォークインクローゼットを作るか迷っている方
- 広さやハンガーパイプの高さで失敗したくない方
- 扉やライトをどうするか決めかねている方
我が家のウォークインクローゼットのスペック
まずは、我が家のウォークインクローゼットの基本情報からご紹介します。具体的な数字があったほうが、ご自身の間取りと比べやすいと思います。
- 広さ:約2.7畳(170cm×260cm)
- 場所:寝室の一部(独立した個室ではなく、寝室と一体型)
- 仕切り:扉なし・レースカーテンのみ
- ハンガーパイプ:壁全体に設置・高さ180cm
- 棚:ハンガーパイプの上に固定棚を1段
- 窓・換気:なし(寝室と一体なので空気はこもりにくい)
夫婦2人分の衣類を収納するには、2.7畳というサイズはちょうどよい広さでした。壁全体にハンガーパイプを通したことで、収納量にも余裕があります。
実際にどれくらい入るかというと、夫婦それぞれのアウター・トップス・ボトムスをハンガーにかけても、まだゆとりがあるくらい。シーズンオフの服や布団、スーツケースなども一緒にしまえています。「収納が足りない」という後悔は、今のところゼロです。
ウォークインクローゼットの広さは何畳がいい?2畳・3畳の目安
間取りを考えるとき、いちばん悩むのが「ウォークインクローゼットは何畳にすればいいの?」という広さの問題ですよね。一般的には、夫婦2人なら2畳、家族3〜4人分をまとめるなら3畳が目安とされています。
我が家は約2.7畳と、ちょうど2畳と3畳の中間くらい。夫婦2人で使うには少しゆとりがあり、結果的にちょうどよかったと感じています。2畳ぴったりだと、季節家電やスーツケースまで一緒にしまうには少しタイトだったかもしれません。
ただし、広ければいいというわけでもありません。ウォークインクローゼットは中を歩く通路スペースが必要なぶん、同じ収納量なら壁面クローゼットより床面積を多く使います。広げすぎると寝室や他の部屋が狭くなるので、「収納したい物の量」から逆算してサイズを決めるのがおすすめです。我が家の感覚では、夫婦2人なら2〜2.5畳あれば十分実用的だと思います。
住んで感じたウォークインクローゼットの後悔ポイント
正直にお話しすると、我が家が「これは後悔したな」と感じたのは1点だけでした。
ハンガーパイプの高さが少し高かった
我が家のハンガーパイプは高さ180cm。設計のときは「これくらいが標準かな」と思って決めたのですが、実際に住んでみると、背の低い私には少し高く感じる場面が出てきました。 コートやワンピースなど丈の長い服をかけると、ちょうどいい高さです。でも、シャツやカットソーなど丈の短い服をかけると、パイプの下に大きなデッドスペースが生まれてしまうんですね。
でも、これは「使い方」で解決できました
我が家が使ったのは、ニトリなどで売っている「高い位置のパイプに引っ掛けて使う吊り下げラック」です。フレームの下側に低いバーが追加される仕組みで、これで高すぎたパイプの下のデッドスペースに“もう一段”服を掛けられるようになりました。元のパイプには丈の長い服、追加した低いバーにはボトムスなどと、使い分けもしやすくなっています。

逆に「正解だった」と感じたこと
後悔は1つだけでしたが、逆に「これは選んでよかった!」と感じたポイントもいくつかあります。
扉なし(レースカーテン)で開け閉めの手間がゼロ
我が家は仕切りを扉ではなくレースカーテンにしました。これが想像以上に快適だったんです。 毎日の身支度で、いちいち扉を開け閉めする手間がありません。共働きで朝はバタバタしがちな我が家にとって、サッと通り抜けられる動線は地味に大きなメリットでした。寝室と一体型なので、起きてすぐ着替えられる点も気に入っています。
センサーライトを「あえて不採用」にした判断
照明をどうするかも、けっこう悩みました。最初は人感センサーライトにしようかと考えていたんです。 でも、ここで気づいたのが扉との関係。扉がないと、ただ横を通っただけで電気が点いてしまうのではないか、という懸念でした。寝室と一体型なので、夜中にトイレへ行くときなどに反応してしまうと困ります。 そのため、我が家はセンサーライトを不採用にしました。もしセンサーライトを採用したい場合は、次のような工夫をおすすめします。
- ウォークインクローゼットに扉をつける
- 扉をつけない場合は、横を通っても反応しない位置にセンサーを設置する
照明の選び方については、新築の照明・ダウンライト・センサーの選び方の記事でも詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
窓・換気なしでも、湿気やカビは気にならなかった
ウォークインクローゼットを作るとき、多くの方が不安に感じるのが「窓も換気もないと、湿気やカビが心配」という点ではないでしょうか。我が家のウォークインクローゼットにも、窓や専用の換気扇はありません。
それでも住んでみて、カビや嫌なニオイに悩まされたことは一度もありません。理由は、寝室と一体型でレースカーテン仕切りのため、寝室の空気とゆるやかにつながっているから。空気がこもりにくく、独立した小部屋のウォークインクローゼットより湿気がたまりにくいんです。
もし完全に独立した個室タイプにする場合は、換気扇をつける・除湿剤を置く・定期的に扉を開けるといった対策を考えておくと安心です。我が家のように寝室一体型にするなら、その心配がぐっと減るのは大きなメリットでした。
意外と便利だった使い方|蓄電池の設置場所にも
収納以外で「作っておいてよかった」と感じたのが、蓄電池の設置場所として活用できたことです。 我が家はウォークインクローゼットの中に蓄電池を置いています。生活空間から見えない場所に設置できるので、リビングや廊下の見た目を損なわずにすみました。 このとき実感したのが、棚はやっぱり付けておいて正解だったということ。蓄電池まわりの配線整理や、こまごました小物の収納に棚が大活躍してくれました。ウォークインクローゼットは「服をかけるだけの場所」ではなく、家全体の収納・設備スペースとしても使えると知っておくと、間取りの自由度が広がります。
これから新築でウォークインクローゼットを作る人へ
我が家の経験をふまえて、これからウォークインクローゼットを作る方へのアドバイスをまとめます。 同じく入居前後の後悔を防ぐ視点は、入居前の内見で気づいた後悔ポイントの記事でもまとめているので、間取り決めの参考にしてみてください。
使い方を「先に」決めるのが後悔回避の最大のコツ。ハンガーパイプの高さ・段数は、かける服の丈から逆算しましょう。
扉とライトはセットで考える。扉なしなら横を通って点灯しないよう、人感センサーの位置に注意。
棚は収納だけでなく、蓄電池などの設備スペースとしても活躍。
まとめ|後悔は「事前の使い方イメージ」で防げる
我が家がウォークインクローゼットで後悔したのは、ハンガーパイプの高さ1点だけ。しかもそれは、吊り下げラックで解決できる範囲のものでした。 振り返ってみると、後悔を防ぐ最大のポイントは「どう使うかを設計段階で具体的に決めておくこと」に尽きます。
- ハンガーパイプの高さと段数は、かける服の種類から逆算する
- 扉の有無は、ライトや動線とセットで考える
- 棚は収納だけでなく設備スペースとしても役立つ
これから家づくりをする方が、後悔のないウォークインクローゼットを作れますように。我が家のリアルな体験が、少しでも参考になればうれしいです。

